ファッション

「デザイナーこそがブランドの根幹、人件費は惜しまない」 売上高38億円に育った「アメリ」のモノ作り【中編】

有料会員限定記事

 ウィメンズのリアルクローズ市場で影響力の大きな「アメリ(AMERI)」。この連載では、「アメリ」の強みとしてよく語られるSNSの活用方法といった部分ばかりにフォーカスするのではなく、商品企画のプロセスから同ブランドが売れる理由を取材した。

 「アメリ」のデザインチームのメンバーは6〜7人(育児休業などで変動)。毎シーズン、アシスタントも含めメンバーそれぞれが企画を持ち寄ってデザインを決めていく。何を商品化するかの最終決定権は黒石奈央子ビーストーンCEOが握っているが、シーズン初めのディレクションは、特に黒石CEOが主導するものではないという。「1人のディレクターが次シーズンの大きな方向性やテーマを決め、それに沿ってデザインチームが作っていくというブランドは多いと思うが、それだと提案の幅が狭まってしまう」と黒石CEO。

 具体的な企画の進め方はこうだ。「フレンチシックなテイストが気になる」「モロッコ調の柄の流れがきている気がする」。そんな抽象的なアイデアを持ち寄る会議を、シーズン始めにアシスタントも含めてデザインチーム全員で実施。春夏物であれば、最初の会議を行うのは前年の4〜5月だ。コロナ禍になる前はそうした会議に先駆けて、福利厚生も兼ねてデザインチームのメンバーらで海外旅行にも行き、現地のビンテージショップや美術館を回るということもしていたという。

この続きを読むには…
残り1276⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“衣食住働遊”を掲げ、5年で売上2.5倍! 躍進するスノーピークの秘密

5月23日発売の「WWDJAPAN」は、スノーピーク特集です。アウトドアメーカーとして知られる同社は、今最も勢いのある企業のひとつ。コロナによる自然回帰の流れもあり、2021年12期の売上高は過去最高の257億円を達成し、ここ5年で2.5倍に成長しています。キャンプ道具だけでなく、アパレルや住まい、温浴施設、オフィス開発など、“衣食住働遊(どう・ゆう)”を掲げた多様な事業でアウトドアの価値を発信し…

詳細/購入はこちら