ファッション

ユナイテッドアローズもゴルフウエアに参入 おしゃれしたいゴルファーに“グッドマナー”なウエア

 密を避けられるアクティビティーの選択肢として、キャンプ、ヨガに並び、ゴルフの人気が高まっている。セレクトショップのユナイテッドアローズ(以下、UA)もこのほど、ゴルフウエアを軸とした新レーベル「ユナイテッドアローズ ゴルフ(UNITED ARROWS GOLF)」を始動した。UA六本木ヒルズ店で先行発売および受注会を開催中で、12月中旬から丸の内店や二子玉川店などの全国11店舗で一般販売を開始する。

 同レーベルは、同社の社内ゴルフ部で部長を務める早稲田貴也UA営業統括本部販売支援部部長と、同じくゴルフが趣味の佐藤剛BY本部副本部長が2年前に企画した。元々UAの顧客層でも支持の厚いスポーツだったことやコロナ禍でのゴルフブームが追い風となり、2021年秋冬シーズンに本格始動させた。早稲田部長は、「練習場では20〜30代の若い人たちをよく見かけるようになった。ファッション性を加えた提案で、ゴルフ=おじさんのスポーツという印象を変えていきたい」と意気込む。

 早稲田部長は、「スポーツブランドが提案するウエアはストイックになりすぎる。一方で、国内ブランドのウエアはポップなアイテムが多い。自分も着たいと思えるちょうど良いウエアがなかなか見つからなかった」と言い、「UA ゴルフ」では「UAの延長線上のゴルフウエア」を意識し、“グッドマナーなスタイル”をコンセプトに掲げる。デビューシーズンは、オリジナルのニット、ポロシャツ、パンツ、スカート、アウターなどのほか、仕入れ商品と雑貨で構成する。

 オリジナルウエアは、デジタルクロージングの3Dパターンメーキングを活用し、ゴルフスイングの動きに合わせて計測した着圧データをパターンに反映した。四方に伸びるストレッチ素材との組み合わせで、スウィング時のストレスを軽減させるよう工夫している。また、「カートに乗って移動する時に、パンツのポケットに入れた小物が落ちやすい」といった早稲田部長の気付きから、UAのドレスパンツの仕様をベースにしたスラックス(税込2万4200円)のポケットは深めに設計。先行発売および受注会では、特にミッドレイヤーベスト(同2万4200円)が人気だという。「ゴルフはおしゃれができるスポーツ。ゴルフ場では、普段はおしゃれに気を使わない人もファッションを楽しんでいる印象だ。スカートはレギンスやソックスと自由に組み合わせがしやすいようにインナーを無くしたり、各アイテムにバリエーションを持たせたりして着こなしの自由度を高めたい」と早稲田部長。セレクトショップならではの強みを生かし、ファッションブランドとのコラボ商品も企画する。「すでに受注いただいたお客さまからは、『他にはないね』と良い反応をもらっている。早くも出店のオファーもあったが、まずはアイテムの改良を重ね、市場の状況を観察する」。

 「ゴルフの魅力は、やっぱりいろんな人と会えて、健康的なところ。夜の飲み会の機会が減り、新たなコミュニケーションの場としてゴルフの魅力が広まりつつある。創業の役員がUAを作ったのも、洋服が好き過ぎて洋服でビジネスしたいって思ったから。僕もゴルフが好きで、ゴルフウエアに対しての情熱から同レーベルを立ち上げた。10年、20年続くカテゴリーに育てていきたい」と早稲田部長は語る。

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