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英高級スパブランド「エレミス」がロクシタンジャポン傘下で展開開始

 英国発の高級スパ・スキンケアブランド「エレミス(ELEMIS)」は今秋、ロクシタンジャポン(L'OCCITANE JAPON)傘下で日本事業を始動する。これまでスタービューティーが日本の代理店としてスパでの展開を手掛けてきたが、2019年に本国のロクシタングループ(L'OCCITANE GROUP)が「エレミス」を買収したことをきっかけに、今回日本事業の一部をロクシタンジャポンが担うことになった。今後スタービューティーは継続してスパ事業を展開し、ロクシタンジャポンは百貨店などでのリテールおよびEC展開を担う。

 「エレミス」は1989年にアロマセラピストのノエラ・ガブリエル(Noella Gabriel)が自然由来の成分を用いたスキンケアラインとしてローンチ。自然由来成分とサイエンス、スパの3本柱を特徴とし、これまで世界中の高級ホテルやクルーズ船へのスパ・店舗出店やアメニティー提供に加え、英国の航空会社、ブリティッシュ・エアウェイズ(BRITISH AIRWAYS)のファースト・ビジネスクラスのアメニティーとして製品を展開し、ラグジュアリーブランドとしてのポジションを確立してきた。45を超える国で1000以上の店舗とスパを手掛け、日本では現在ラグジュアリーホテルを中心に8カ所にスパを出店している。人気製品は“プロコラジェン クレンジングバーム”(100g、税込7700 円)や“プロコラジェン マリンクリーム”(50g、税込1万5400円)などだ。

 ロクシタンジャポンエレミス担当者は「『エレミス』はラグジュアリースパの目利きのお客さまに認められた、肌への手応えと心が満ちる実感の両方を兼ね備えたブランド。今の時代だからこそ、肌と心のウエルネスが求められていると確信している」と語る。日本では看板製品のクレンジングバームに加え、最高峰ライン“ウルトラスマート プロコラジェン”を注力製品として打ち出す。国内の一般認知度はそこまで高くないため、百貨店でのポップアップ・店舗出店で露出を高めることを最優先事項に掲げる。東京では10月20日から伊勢丹新宿店でポップアップを開催する。大阪では10月6日からうめだ阪急本店でポップアップを行い、10月20日には常設店舗をオープンする。また高島屋大阪店でも11月6日から販売を開始する。なお、それぞれの百貨店ECでも製品を同時販売し、来春にはブランド公式ECのリローンチに向けて準備中だ。「欧米ではデジタルネイティブなブランドとしても知られ、日本でもデジタルマーケティングに重きを置いた戦略を取る」。

 「エレミス」は“イギリスNo.1のラグジュアリースキンケアブランド”として知られ、これまで欧米を中心に展開してきたが、ここ数年で一気にアジア事業を強化した。ショーン・C・ハリントン(Sean C. Harrington)=エレミス最高経営責任者はブランドの成功について「今の消費者は成分や処方についての知識が豊富で、かつ高い・素早い効果実感を求める。『エレミス』は30年以上にわたりスパ施術の経験と、高い研究力を強みとしてきた。さらにコロナ禍で自宅でもぜいたくなセルフケアを求めるニーズが高まり、今まさに高まっているさまざまな消費者のニーズに応えている」と分析する。

 またデジタルの戦略も成長の要だと話す。「製品と同じくらい重要視しているのが、デジタルコンテンツだ。インフルエンサーを積極的にし、彼らとともに製品だけでなくスキンケア全般に関するコンテンツを作っている。ECサイトもただ製品を売る場ではなく、バーチャルカウンセリングをはじめ消費者と対話できる重要なツールだと捉え、そこで拾った声は施術や製品開発に生かしている。トランスペアレント(透明)かつリアルな声を生かしたコンテンツにより独自のコミュニティを築いてきた。日本でも、デジタル戦略の成功を生かし、ビジネスを拡大したい」。

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