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米スキンケアブランド「ダーマロジカ」がBtoCで日本本格上陸

 フードやコスメなど消費財のセールスおよびマーケティング事業を展開するニューポート(NEWPORT)は今夏、ユニリーバ(UNILEVER)傘下の米国発スキンケアブランド「ダーマロジカ(DERMALOGICA)」の取り扱いを開始する。日本では2003年からタカラベルモントがサロンなどのプロフェッショナルチャネルに製品を卸してきたが、今回ニューポートはBtoC向けに展開する。まずは6月17日に公式ECショップをオープンし、34SKUほどをそろえる。

 「ダーマロジカ」は1983年にジェーン・ワーワンド(Jane Wurwand)がスキンセラピストなどのスキンプロフェッショナル向けの教育機関であるIDIを立ち上げ、そのIDIから86年に派生して誕生した。ワーワンド創業者はプロフェッショナルスキンセラピストとして培った経験をもとに、自社の研究所で研究員たちにより編み出された独自の処方を用いて製品を開発。現在、100カ国以上で、170以上の製品を展開しており、全世界で登録する10万人以上のエステティシャンに製品を使ったトレーニングも行っている。

 全てのアイテムは、サロンで受けられるプロフェッショナルなトリートメントからヒントを得た処方を用いる。また、変性アルコールやラノリン、ヒドロキノン、マイクロプラスチックなどを使用せず、肌の健康を第一に考えている。オーレリアン・リス(Aurelian Lis)最高経営責任者(CEO)は「われわれのフィロソフィーの一つに、肌を綺麗にするだけでなく、肌を鍛える“スキンヘルス”を掲げている。ただ表面的な悩みを解決するだけでなく、肌本来の力を引き出すような処方を開発している。今までプロのトリートメントはサロンでしか受けることができなかったが、誰でも手軽に同じレベルのケアを継続できるよう、自宅でも使える製品を開発している」と話す。

 中でも世界的なベストセラーは、2001年に業界で初のパウダータイプ角質ケア洗顔料として登場した「デイリーマイクロフォリエント」(74g 、8200円)。パウダーに水を加えて肌をマッサージすると不要な角質を優しく落とし、透明感のある肌へと導く。また、昨年の世界での発売以来売り上げを伸ばしている「バイオルミンCセラム」(30mL、1万2000円)は、光や熱、空気に影響を受けやすく不安定なビタミンCを、安定型ビタミンC複合体として配合した美容液。ビタミンCの有用成分が安定的に肌の角質層まで届くことにより、弾力や潤いによる透明感をもたらす。さらに、日焼け止め保湿剤「ダイナミックスキンR SPF 50」(50mL、1万100円)はSPF 50、PA++++と高い紫外線ケア機能を持ちながらも保湿力にも優れ、化粧水使用後の乳液としても使える。

 ECサイトのオープンを皮切りに、今後は全国でポップアップショップや常設店舗の出店を目指す。リスCEOは「日本は化粧品市場が大きく、競争も激しい。だがわれわれの教育機関としてのルーツは独特で、他のブランドとの差別ポイントになると信じている。日本でもエキサイティングなポップアップやデジタルの施策を予定している」と期待を込める。ポップアップ以外に、公式サイトではAI技術を用い、パソコンやタブレットのカメラで肌の状態を診断できる「フェイスマッピング」機能や、外気の汚染が数値化できる機能なども公開予定で、製品や実店舗以外にもデジタルを通じてプロのトリートメントを一般消費者に届ける狙いだ。