ビューティ

テレビ通販のビジネスモデルを追随 発信側の熱量が共感を得る【今週のビューティ展望】

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 ファッションとビューティ、オフラインとオンラインを結びつける「WWDジャパン」がスタートした「ビューティ・インサイト」は、「WWD JAPAN.com」のビューティニュースを起点に識者が業界の展望を語る。識者は、美容媒体の編集長やコンサルタント、エコノミスト、そしてサロンスタイリスト。ビューティ業界の半歩先は、ファッション業界の“道しるべ”にもなるだろう。今週は、美容師が異業種コラボやクラウドファンディングについて語る。(この記事はWWDジャパン2021年3月29日号からの抜粋です)

今週の識者
曽田啓子/ビューティービジネスプロデューサー

 コロナ禍以降、ジャパネットたかたのビジネスモデルの進化が加速している。テレビ通販は基本的な商品説明はもちろん、細部に至るまで臨場感溢れる語り口調で使用方法を伝えるのが魅力の一つ。話し方のテクニックもあるが、商品が好きじゃないと伝えられない。百貨店やブランドが行うライブコマースはそれを追随しているように思う。百貨店の化粧品バイヤーがライブ配信に出演することも当たり前になっている時代だし、一般の人も自分の伝えたいことを自由に伝えられる。商品を伝えるための熱量のほか、親近感があり初々しい感じが消費者の共感を得ている。

 化粧品は少し前までそこに遠い世界だった。色やテクスチャーが画面上では伝わりにくいと否定的な意見が多かったのだ。今やデジタルがECを含めてなくてはならない媒体になったのは言うまでもない。これまで一方通行だった発信に対するコメントや閲覧数がリアルに分かるなど双方向のコミュニケーションが可能になると、誰が伝えるかが重要になってくる。買う側も行動に規制がある中で、自分で検索して研究することが必須に。商品を見なくても情報だけで判断できるため、想像力が豊かになり、買い物に失敗することが少なくなるのではないか。

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