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「TikTokは露骨に人種・体形差別をしている」 米ランジェリーブランドが告発

 米国の下着ブランド「アドア ミー(ADORE ME)」は、動画投稿アプリのティックトック(TikTok)に投稿したコンテンツのうち、有色人種やプラスサイズのモデルを起用したものばかりが削除されるとブランドの公式ツイッター(Twitter)で告発した。

 「アドア ミー」は、「(ティックトックが)プラスサイズや“醜い”とされる人、障害のある人や貧しい人に対して露骨に差別するようなアルゴリズムを組んでいることは公然の秘密だ」と批判している。これに対してティックトックは、「『ティックトック』は、全員が歓迎されていると感じ、安心してありのままの自分を表現できるコミュニティー作りを目指している。『ティックトック』は体形やサイズ、能力をベースにコンテンツを管理することは一切しておらず、今後もその方針を強化していくことをここに明言する」と反論している。

 「アドア ミー」の公式ツイッターが2月5日に投稿した一連の告発には、2月8日現在、1万件の「いいね」がついている。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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