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緊急事態宣言じわり影響 それでもユニクロ、無印、しまむら1月度は前年実績超え

 専門店チェーン、セレクトショップの2021年1月度売上高(既存店ベース)は、8日の緊急事態宣言再発令で客足が鈍ったとの声が上がっている。ただし、「ユニクロ(UNIQLO)」「無印良品」「ファッションセンターしまむら」といったコロナ禍以降好調な企業は、総じて前年を上回っている。宣言が延長されてもそれらの企業には甚大な影響はなさそうだ。

 ユニクロの実店舗とECの合計売上高は前年同月比2.0%増。外出減などの影響で客数は0.3%減となったが、「巣ごもり需要に対応したヒートテック毛布やヒートテックコットンインナーなど、(昨年までの売れ筋である)ヒートテックレギンスなどよりも高価格な商品が売れた。ラウンジウエア等も好調」という。春物の動きはまだまだだが、サイドスリット入りのロングスリーブTシャツやウオッシャブルニットなどは少しずつ動いている。

 「無印良品」の直営既存店とECの合計売上高は、同30.4%増と大幅な伸び。これは昨年1月1~18日に自社ECがシステム移管のため休止していた反動によるものだが、ECを除いた実店舗のみでの比較でも「前年実績は超えている」という。計画に対して順調な売り上げ」だ。ただし衣類・雑貨カテゴリーは同1.8%減。その分、1月から値下げを打ち出したキッチン用品や収納用品などの生活雑貨(同46.4%増)や、レトルトカレーを筆頭にした食品(同63.3%増)がけん引した。

 「ファッションセンターしまむら」のECを含む既存店売上高(20年12月21日~21年1月20日)は、前年同期比7.6%増。緊急事態宣言発令前の年末の数字を含んでいることもあり、競合他社と比べると前年同月比は高め。「年末以降の強い冷え込みで、肌着など実用品の冬物が好調。巣ごもり需要でリラックスウエアやスポーツウエアも売れた」という。

 アダストリアの既存店売上高は同20.0%減。緊急事態宣言再発令により客数が17.3%減となったことが響いた。「自社ECのタイムセールなどで冬物消化を強化し、客単価は同3.3%減となったが、それもあって在庫水準は引き続き問題ない」。

 ユナイテッドアローズの実店舗とECの合計売上高は同25.5%減だった。EC既存店売上高は同19.0%増と前年を上回ったものの、実店舗の既存店売上高は同45.2%減だった。

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