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季節外れの夏日で苦戦 専門店11月度はユニクロ0.5%増、無印良品6.6%減

 専門店チェーン、セレクトショップの2020年11月度売上高(既存店ベース)は、月後半に気温25度を超える夏日が出るなどした影響で、10月までが好調だった企業にもブレーキがかかっている。コロナ第3波拡大による集客減も響いた。8~10月と3カ月にわたって前年同月比2ケタ増が続いてきたユニクロも、実店舗とECの合計売上高が同0.5%増だった。

 ユニクロは11月19日~12月3日にかけて行っている「誕生感謝祭」に気温の影響が直撃。客数は同4.2%減となった。「11月13日に発売した『+J』や、“ヒートテック”素材のスマートパンツ、『ピーナッツ』コラボのラウンジウエアなどの新商品は好調だったが、冬物の動きが全般的に鈍かった」と広報担当者。

 「無印良品」は直営店とECの合計売上高が同6.6%減。食品がけん引する形で客数は同6.9%増と悪くないが、高気温に加え、前年11月15~25日に行っていた割引キャンペーン「無印良品週間」を今年は実施しなかったことが響いた。「前年は『無印良品週間』で特に生活雑貨や肌着が売れており、その影響が出ている」(広報担当者)。アパレルカテゴリーに絞ると売上高は同9.8%減。10月に実施した主力商品の値下げ効果が気温にかき消されている。

 アダストリアは同8.1%減。「高気温に加え、コロナ第3波による集客への影響が出ている」(広報担当者)。「ジーナシス(JEANASIS)」「ラコレ(LAKOLE)」などは堅調だったものの、基幹ブランドが苦戦した。

 ユナイテッドアローズ(UA)の実店舗とECの合計売上高は同27.3%減だった。引き続き、前年は自社ECが休業中だったことで、自社ECを既存店売上高に入れずに計算している。コロナの再拡大や、得意としてきた通勤需要自体が減少していることが苦戦の要因だ。

 前年実績割れ、良くて前年並み、といった企業が多い中で、しまむらは同11.3%増と、9月から3カ月連続の2ケタ増を達成。同社は10月21日~11月20日での集計数値であるため、11月下旬の高気温の影響が反映されていない。「冬物販売に適した気候だったことで、冬物のプルオーバーやパンツ、冬用肌着、リラクシングウエアなどが好調だった」と発表している。

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