ファッション

物議を醸したカマラ・ハリス次期副大統領の米「ヴォーグ」表紙写真、「コンバース」への関心は急増

 ファッション、ラグジュアリー、ビューティ分野のデータテクノロジー企業であるローンチメトリックス(LAUNCHMETRICS)によると、カマラ・ハリス(Kamala Harris)次期副大統領が米「ヴォーグ(VOGUE)」2月号で着用した「コンバース(CONVERSE)」に対する言及が10倍以上増加した。

 ローンチメトリックスは表紙が公開された11日以降、メディアインパクトバリュー(ブランドに関する統計や記事数を集計してマーケティング価値を割り当てたもの)が550万ドル(約5億7200万円)で、1000以上のプレースメント(対象に関連する投稿や記事数)を集計した。13日現在インターネット上に900以上のオンライン記事があり、これらの数値は今後増え続けるだろうと推測した。

 「コンバース」の平均的な1日のメディアインパクトバリューは約74万ドル(約7600万円)で、90のプレースメントを持つ。アリソン・ブリンゲ(Alison Bringe)=ローンチメトリックス マーケティング部門最高責任者は数値を比較して、「同表紙が実際にブランドのパフォーマンスに大きな影響を与えたことを証明している。消費者がブランドやアンバサダーに求めているのは信頼だ。最終的に表紙ではハリス次期副大統領をスタイルアイコンとしてではなく、彼女の人物像や信念を表現していた」と述べた。

 表紙でハリス次期副大統領は「コンバース」のスニーカーと「ドナルド・ディール(DONALD DEAL)」のジャケットを着用し、ハワード大学在学中に所属していた黒人女性の社交クラブ「アルファ・カッパ・アルファ(ALPHA KAPPA ALPHA)」のテーマカラーを背景にポーズしている。同スニーカーはハリス次期副大統領のお気に入りであり、選挙活動期間中も着用している。「コンバース」は、「われわれのアイコニックな“オールスター”スニーカーは、時代の進化、変革、創造性の瞬間にいる」とコメントした。

 ソーシャルメディアではジャマイカ系とインド系のルーツを持ち、アメリカ初となる有色人種の女性の副大統領誕生を取り上げるにはカジュアルすぎるといった意見や、照明や背景が間違っているためにハリス次期副大統領に対して「無礼だ」という批判があがっていた。しかし表紙に関する「ヴォーグ」のインスタグラムの投稿はメディアインパクトバリュー、コメント数、ライク数の全てにおいて通常の3倍以上を記録したという。

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