ビジネス

鎌倉シャツがNYから撤退 コロナで打撃

 メーカーズシャツ鎌倉(鎌倉シャツ)は、ニューヨークのマジソン・アベニュー店を年内で閉店する。同店は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、春から約4カ月にわたって臨時休業。営業再開後も客足が戻らないため、継続が難しいと判断した。鎌倉シャツは2012年10月に紳士服のメッカであるマジソン・アベニューに出店した。メイド・イン・ジャパンの高品質なシャツが支持を集め、NYにおける日本のファッション小売業の成功例といわれていた。

 マジソン・アベニューは世界中の有名ブランドが集まる激戦区。特に「ブルックスブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「ポール・スチューアート(PAUL STUART)」「J.プレス(J.PRESS)」といった紳士服ブランドが本店を構えることで知られる。鎌倉シャツは後発ながらもウォール街の金融マンや弁護士らエグゼクティブの支持を集め、「GQ」など地元メディアでも好意的に取り上げられてきた。

 同社広報は「マンハッタン(の経済活動)が復活したら再出店するのが全社員の悲願」と話す。今後、米国での販売は英語のグローバルオンラインストアに集約する。

 コロナ禍のニューヨークでは消費減退に加えて、観光客の減少、在宅勤務の増加などが小売業や飲食業に深刻なダメージを与えている。マンハッタンの高額な家賃もテナントの収益を圧迫しており、撤退を決める店舗が少なくない。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2022年版繊維商社特集 有力企業8社の「今とこれから」を写真と記事で読み解く

「WWDJAPAN」7月4日号は、10年以上に渡って続くロングラン企画の「2022年版 繊維商社特集」です。海外出張と重たいキャリーバック、トラブルシューティングなど体力と精神力が必要で、かつては男性が多かった商社ですが、今では女性も増えています。また、SDGsやサステナビリティなどの社会貢献や働く意義がより問われる中で、会社側の考え方や評価のKPIも徐々に変わりつつあります。

詳細/購入はこちら