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破綻の米ブルックス ブラザーズ、344億円で売却決定

 米アパレル運営会社のスパーク・グループ(SPARC GROUP)は8月11日、経営破綻した米ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)を3億2500万ドル(約344億円)で買収した。

 スパーク・グループは、米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と米不動産投資信託会社サイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)が半々の出資比率で設立した合弁会社で、アパレルブランドの「エアロポステール(AEROPOSTALE)」や「ノーティカ(NAUTICA)」などを管理している。

 ブルックス ブラザーズは7月8日に、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用を破産裁判所に申請していた。買い手候補としては、ABGとサイモン・プロパティー・グループ、そして不動産開発会社のブルックフィールド・プロパティー・パートナーズ(BROOKFIELD PROPERTY PARTNERS)の3社連合と、新進の米ブランド管理会社WHPグローバル(WHP GLOBAL以下、WHP)が有力視されていた。

 米連邦破産法第11条に基づいて事業を売却する場合、事前に“ストーキング・ホース”と呼ばれる買い手候補と協議の上で取引価格を決定し、後日開催される競売でそれを上回る入札がなければストーキング・ホースが正式な買い手となるという方法を取ることができる。スパーク・グループは7月23日にブルックス ブラザーズとストーキング・ホース契約を3億500万ドル(約323億円)で締結しており、期限までにほかの入札がなかったため落札が成立した。なお、当初の取引価格を2000万ドル(約21億円)上回る額での決着となっている。

 「ブルックス ブラザーズ」は1818年にニューヨークで誕生し、2018年に200周年を迎えたアメリカを代表するブランドの一つ。ビジネス用のスーツやシャツ、ネクタイを主力としており、品のある“アメリカントラッド”が持ち味だが、近年はオフィスファッションのカジュアル化によるスーツ離れを背景に業績が低迷していた。同ブランドは米国でおよそ250店を運営しているが、スパーク・グループはそのうち少なくとも125店を存続させることに合意している。

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