ファッション

「マイケル・コース」がニューヨーク・ファッション・ウイークへの不参加を表明

 デザイナーのマイケル・コース(Michael Kors)は、9 月のニューヨーク・ファッション・ ウイークでファッションショーを開催しないことを発表した。「マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)」の2021年春夏コレクションは20年10月中旬から11月中旬までの間に発表する予定だが、発表の形式については検討中だという。

 マイケルは「(21年)春夏コレクションは現在デザイン段階にあり、今後製作を開始するが発表は少し先になる」とコメントした。また、今後はプレ・コレクションを中止し、コレクションの発表を春夏と秋冬の2つに絞る。商品は春夏および秋冬シーズンを通して段階的に店頭に並ぶ予定だ。今回の決断について「商品が販売の現場に至るまでの、より無駄を省いたアプロ ーチを形成するための努力だ。私はずっと以前からファッション業界の年間スケジュールには変化が必要だと考えていた。今は『ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)』から『ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)』、『グッチ(GUCCI)』、『サンローラン(SAINT LAURENT)』、そして世界中の大手リテイラーに至るまで、みんながコレクションの発表タイミングやペースについて声を上げ始めている。新しい時代のための、新たなアプローチをとる好機だ」と説明する。なお、春夏コレクションはメディアに発表される前に店頭に並ぶことになる。

 また、秋冬コレクションについても、メディアや消費者への公開時期について見直すという。「3月は主な雑誌やメディアが多くの情報を発信し、気候が変わり始め、消費者の心には新しいシーズンのコレクションや製品を受け入れる準備が整う。つまり、消費者が今すぐにでも新しい服を買って着ることのできる時期になるということ。こうした全ての現実を念頭に、秋冬コレクションは3月中旬から4月中旬に発表する可能性が濃厚」としている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬のトレンド総まとめ 鍵は「退屈じゃない日常着」

4月15日発売の「WWDJAPAN」は、毎シーズン恒例のトレンドブックです。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京の5都市で発表された100以上のブランドから、アイテムや素材、色、パターン、ディテール、バッグ&シューズのトレンドを分析しました。豊富なルック写真と共にお届けします。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。