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ロンドン・コレクションは6月にデジタル化して開催 メンズとウィメンズ合同で一般消費者にも訴求

 英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、6月に予定していた2021年春夏シーズンのロンドン・メンズ・ファッション・ウイーク(以下、ロンドン・メンズ)を、メンズとウィメンズ合同にしオンライン上で開催することを発表した。

 ロンドン・メンズが開催予定だった6月12~14日に新たなデジタルプラットフォームを導入し、業界と消費者の双方に向けたコレクションやコンテンツをオンライン上で発表する。参加デザイナーのインタビューや日記などを動画やポッドキャストで配信するほか、デジタル上の展示会としてオンラインショールームを立ち上げる。オンラインショールームはバイヤーが商品を発注できるだけでなく、一般消費者も会員登録することでオンシーズンの商品を注文することが可能になる。

 主催者であるBFCのキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)CEOは、この機会がファッション業界の変革に必要なものであることを示唆する。「ロンドン・ファッション・ウイークは、ファッションだけでなく社会や文化にも影響を与えるプラットフォーム。現在の状況と需要に合わせて文化的なファッション・ウイークの基盤を構築することで、未来に向けたグローバルな発表の場を創出できると考えている。デジタル化することによって、デザイナーが伝えたいストーリーをより国際的に多くの人に向けて発表できるだけでなく、この困難に対する個人的な視点や新たなインスピレーションを共有することができると信じている」。

 6月に開催予定だったニューヨーク、ミラノ、パリのメンズ・ファッション・ウイークは中止が決まっており、現在のところロンドンが6月に開催される唯一のファッション・ウイークとなる。従来9月に行われていたウィメンズのファッション・ウイークの開催方法については発表されていない。