フォーカス

革命家を取材ではなく、取材される革命家に エディターズレターバックナンバー

※この記事は2020年6月10日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

革命家を取材ではなく、取材される革命家に

 さて「この3年で、私の中では意味が大きく変わった言葉」連載も最終回(笑)。「デジタル・ファースト」「ONE WWD JAPAN」に次ぐ、第3の言葉は「ゲーム・チェンジ」であります。

 今更、元来の定義については説明不要でしょうか?「ビジネスの従来の仕組み・枠組みが崩壊すること」で、例えば旅行業におけるAirbnbや、運送業におけるUberなどは代表例ですね。そして、この仕組みや枠組みを変えた人、変えようと画策している人は、ゲーム・チェンジャー。下のリンクで紹介するハヤカワ五味ちゃんは、大手の寡占状態にある生理用品業界を変えようと画策しています。

 「WWDジャパン」は常々、彼女のように意欲あふれ、業界を進化させてくれそうなアップカミングな人を取り上げる媒体でありたいと思っています。ことウェブは、そんな若き人との親和性が高いメディアです。入社以来、「この業界を変えた人」「この業界を変えようと思っている人」「大きな企業に新たな風を送り込もうと画策している人」が大好きだし、業界が直接リンクしていなくても「巻き込めば、業界が変わるかもしれない人」も意識的に取材しています。

 で最近は、「そろそろ『WWDJAPAN.com』が、自分が、ゲーム・チェンジするべきだよね?」と思っています。記者はこれまで、「起こった出来事」を取材したり、「出来事を起こそうとしている人」をインタビューしたりして来ましたが、もう「自分が、何かを仕掛ける側に回るべきでは?」と思っています。簡単に言えば「ゲーム・チェンジャーを取材する」人であり続けるのはもちろんですが、「ゲーム・チェンジャーとして取材される」人を目指すくらいになろう!と思っているのです。

 その意味でまずは、別会社のメディアとの合作コンテンツをスタートしました。これまで弊社では「ご法度」としていた、相互リンクも厭いません。時計の分野ではハースト婦人画報社の「ホディンキー・ジャパン」と、アフターコロナの「ニュー・ノーマル」についてはアイスタイル傘下の「BeautyTech.jp」の編集長と結託です。合作じゃないと生まれないコンテンツを提供できたら、1つのコンテンツがそれぞれの視点で語られたら、そして、それがもっと大きな取り組みになれば、「WWDJAPAN.com」は変わりゆく業界を取材するメディアのみならず、自分たちで業界を変えられるメディアに成長できるでしょう。私は、それを目指したいのです。

 3本目のリンクでは、皆様からの質問も募集しています。ファッションとビューティ、リアルとデジタル、ビジネスとクリエイティブをまたぐ「ニュー・ノーマル」に関する質問がありましたら、ぜひお寄せいただければと思います。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。