ファッション

「ジンズ」が原点の雑貨事業から撤退 アイウエア事業に集中

 アイウエア企業のジンズホールディングスは、連結子会社のフィールグッドが運営しているウィメンズ雑貨の「ヒッチハイク(HITCH HIKE)」とメンズ雑貨の「ノーティアム(NAUGHTIAM)」の両事業から8月31日をもって撤退し、フィールグッドを解散すると発表した。

 2019年8月期の雑貨事業の売上高は前期比102%増の26億円、営業損益は1億4000万円の赤字(前期は2億4000万円の赤字)で、売上高に占める構成比率は4.3%だった。同社は撤退の理由について、「近年、成長が鈍化しており、今後の損益改善と安定した黒字化は困難との見通しから、経営資源を眼鏡事業に集中することを決断した」とコメントした。

 現在、「ノーティアム」は21店舗、「ヒッチハイク」は17店舗あり、今後閉店を進める。両業態は、バッグ、帽子、アクセサリー等の企画、生産、販売を手掛けている。

 雑貨の企画製作は、田中仁ジンズCEOが信用金庫を辞して1988年に起業した際、アイウエア事業より先に始めた事業。

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