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タキヒヨーが新型コロナの影響とウィメンズ不振で営業赤字

 繊維商社のタキヒヨーの2020年2月期は売上高が前期比7.0%減の602億円、営業損益は1億300万円の赤字(前期は1億100万円の黒字)、経常利益は同99.3%減の100万円だった。

 記録的な日照不足や暖冬などの天候要因や、取引先に「引き付け型発注」(店頭の実需動向から発注時期を慎重に見極める)の傾向が強くなったことで年間を通して苦戦を強いられたことに加え、1月下旬以降の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、取り扱い商品の大半を占める中国の生産協力工場の操業停止の影響により春物や初夏物商品に納期遅延が発生したことが影響した。減収額のうち7億4000万円は新型コロナウイルスの影響だという。

 事業別では、アパレル・テキスタイル関連は主力のウィメンズアパレル卸売の減収に伴い、売上高は同8.0%減の538億円となった。

 21年2月期の売上高は前期比0.5%減の600億円、営業利益1億円、経常利益2億円を見込んでいる。

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