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今、新型コロナウイルスで若者は何をして、何を思う?

 新型コロナウイルスの影響で、あって当然と思われていた“自由”と“安心”が剥奪された。今日すべきことが出来ず、来月には仕事が無くなるかもしれない。そして自分、家族、友人、恋人が無事に2021年を迎えられるかどうかすら危うい、サバイバルムードが世界中で日に日に強まっている。

 生活のために自粛したくても出来ず、上司の決定に従うしかないサービス業や接客業の従事者、4月の収入がゼロになりうるフリーランス、属するカルチャーを守るために身を削って奮闘する人々――生活の困窮や文化の消滅が現実味を帯びた今、若者は何を思うのか。政府やメディアからは「無自覚な行動が〜」と糾弾されるが、はたしてそれは本当なのか?インターネットの価値は発信力にある。今回の天災(はたまた人災)が、仕事とプライベートにどれほどの影響を与え、一連の騒動で何を学び、今後にどう活かすのか。そして、外出自粛の週末は何をしているのか。シンプルな4つの問いを、アンダー30の13人に投げかけた。

Yuki Yagi
1993年生まれ。「モンマルトル ニューヨーク」デザイナー

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.住んでるアメリカ・カリフォルニア州は、3月19日から外出禁止令が発令されたため、それから自宅で仕事をしているし、誰とも会っていない。工場は止まり、フィッティングもフェイスタイム(FaceTime)で行ったりと、仕事への影響は大きすぎる。友達も何人か感染し、小学校の友達のお母さんが先週亡くなった。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.日頃からブランド活動の一環で寄付を行っているが、日々のニュースの中でホームレスシェルターやグループハウジングなどでマスクが足りていないと感じ、ウイルスの脅威から身を守れない生活を送っている人々のために、抗菌マスクを生産し寄付するプロジェクトを「ゴー ファンド ミー(gofundme)」で立ち上げた。※詳細はブランド公式インスタグラム(@montmartrenewyork)にて

Q.先週末、今週末は何をした?

A.毎週末一緒で、家での仕事がメイン。スーパーも行きたいけど、ソーシャル・ディスタンシング(他人と1〜2mの距離をとること)が叫ばれていてもマスクしてない人たちが多いので、アマゾン(Amazon)のサービスでやりくりしている。でも、家にいることで読めていなかった本などを読み返していいリサーチが出来ている面も。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.遠距離してる嫁と会いたい。あと、同僚や友達とご飯を食べたい。

松㟢翔平
1993年生まれ。俳優

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.ディレクションを任されたファッション撮影は、大人数でやる予定だったのでバラしになった。今は違う方法をカメラマンと考えていて、それはそれとして、現状のベストみたいなものが出来上がるんじゃないかなと思ってワクワクしている。一方で、出演中の映画の撮影は一体どうなるのか、不安である。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.学んだことは……特に浮かばず、そもそも、なんでもかんでも学びにしようっていうのが、あんまり好きじゃない。総括するには、まだ早すぎるのではないだろうか?自分にとって一体なにが大事で、なにが嫌なのかってことは、大きな災害のたびに考えたりするが、“大事そう”とか“大事じゃなさそう”みたいな余白を大切にしていきたいと思って生きている。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.午前中に起きて、だらだらと文章を書いたりギターの練習をしたり。部屋の大片付けもした。夜は料理を作って、友達とオンラインで飲み会。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.終息したら、ライブに行きたい。デートがしたいんだ僕は。

水谷優里
1993年生まれ。ビンテージショップ「ブロンシュ マーケット」オーナー

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.海外(主にヨーロッパ)からビンテージを輸入し販売しているため、現地に買い付けに行けなくなり、仕入れも以前までと比べて困難になった。また、実店舗を持たずに移動式という販売方法のため、収益の大半を占めるポップアップ形式での売り上げが取れない厳しい状況。プライベートでも旅行が趣味なので頻繁に旅に出ていたが、当面の予定はキャンセルに。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.仕事のスタイルにより自信を持てた部分と、改善した方がいい部分が浮き彫りになったので、今後の会社の方針を決める際の指標ができた。また、多くの方が自宅での時間を過ごしていることで、SNSを使って顧客の方々やファンの方たちといつも以上に密接なコミュニケーションを取ることができたし、意見を共有したり、この機会だからこそ距離感を縮められたのが、不幸中の幸い。あとは、国の政治が頼りにならないことに今までで1番イライラした(笑)。でも同時に、国民の責任でもあることを自覚したので、次回から選挙の前はもっと慎重になろうと思った。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.自宅の屋上を最大限に利用して、ランチ、読書、洗濯などをした。普段しない場所の掃除なども念入りに行えたし、家がきれいに保たれていつもより心に余裕ができた気がする。もともと毎日料理していたが、時間がある分、手の込んだ料理や見栄えなどにこだわるようになり、料理への意欲もいつも以上に湧いた。今は、自宅で暇を持て余す人たちを楽しませる企画などを考え中。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.なにも気にせず、両親や友達に会いたい!毎週末のポップアップで顧客やファンの方々と会話している時間がとても大事だったので、早く開催してみんなに会いたい!予定していた旅行に行きたい!

Meiji
1991年生まれ。フリーランス・エディター

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.取材や撮影などが半分近くキャンセル。知人のフリーランスからは、1ヶ月で100万円単位で仕事がなくなったとも聞く。また、大切な命を自分のせいで失ってしまう恐怖から、プライベートでは一切友人に会っていない。楽しみにしていた引越しも見送り。あと、腰痛が発生しかけている。俺はウイルスを許さない。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.政治に対する世論の無意味さ。人間の自己防衛本能。他人を注意できない日本人の性質。どんな大切な情報でも響かない人がいて、無責任な一部の人間が大勢の自由な1日を奪っている、ということ。でも、そんな時でもやっぱり都市伝説はおもしろい。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.自宅待機しながら、「どうぶつの森」で町おこし。「ノル(KNOLL)」のポロックチェアを購入(もちろんネットで)。 夜は流行りのオンライン飲み会を実施し、おもしろ動画をシェア。1番笑ったのは、「タイの空飛ぶ空芯菜」。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.友人や彼女と居酒屋へ。とにかく生ビールが飲みたい。グッドミュージックを聴いて、踊りたい。ウイルスに怯えることなく、自由に生活できる日が1日でも早く帰ってきますように。

Tomoyoshi Nomizo
1990年生まれ。アーキテクト、DJ

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.イギリス・ロンドンは、 3月23日の緊急事態宣言をもって、現状で3週間をめどとするロックダウンに突入した。外出が認められるのは、必要最低限の買い物、1日1回のエクササイズ、医療上の必要、真に必要な通勤という目的に限られる。仕事や学校はそれ以前から段階的にリモートへと移行し、街はゴーストタウンになっている。イースターホリデーに予定していた旅行は白紙に。皮肉なことに、ロックダウン以降のロンドンはサマータイムも始まり、好天に恵まれ続け、日光浴したい衝動を抑える狂おしい日々が続いている。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.自分の今まで享受してきたライフスタイルが、いかに脆弱で、サバイバルに不必要なものであふれ、消費的で持続可能性が低かったかを痛烈に実感させられた。無駄や役に立たないものなどの、人間の生命維持に直接的に必要でないものの価値を否定しているわけではない。それらが成立する世界がいかに自由で豊かであったかを、逆説的に実感させられたということ。国によって対策はさまざまで、このような未曽有の事態にこそ、リーダーや政治家、そしてその裏にあるシステムのクオリティー、柔軟性、寛容性が露呈する。また、あらゆる情報が錯綜しており、個人レベルでも科学的思考をベースにした判断能力の重要性が増していると思う。映画や小説で描かれてきた、人類の危機に立ち向かう人々は、決して部屋にスエット姿のまま引きこもっていなかった。しかし、大多数が出来る新型コロナウイルスへの現状の最善解がそれしかないのは、シュール過ぎて現実がフィクションを超えていると思う。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.ピアノで「戦場のメリークリスマス」を75%弾けるようになった。J・ジェイコブス著「アメリカ大都市の死と生」の原文を読破。マイルス・デイヴィスの全てのディスコグラフィーを、年代順にスポティファイ(Spotify)で聴く(未達成) 。お菓子作りにハマる(クッキー、ドーナツ、レアチーズケーキ)。テムズ川沿いを毎日ランニング。ユーチューブ(YouTube)でペンギンの動画を観ていやされる。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.太陽の降り注ぐ公園でコロナビールを飲む。家族や友人とのディナー。クラブやフェスで汗をかいて踊る。ジムのプールで思いっきり泳ぐ。サウナでメディテーション。ブダペストに行く。ロンドン動物園でペンギンを観ていやされたい。

ギーセン珠理
1996年生まれ。エディター&ライター・アシスタント

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.フリーランスということもあり、もともとリモートワークでの作業が多いため仕事面ではさほどの支障はない。普段だったら休日にしか作らない手のかかったコーヒーをたしなんでから仕事にとりかかる毎日。一方のプライベートでは、友達とのご飯の予定はもちろん、生きる希望であった「レインボー ディスコ クラブ(RAINBOW DISCO CLUB)」も中止に……ツラい。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.日頃から思っている、“当たり前の日常”が結局1番の幸せだということ。大切な人にフラッと会えたり、みんなと1つの空間を共有することが今はただ恋しい!でも、普段だったら飲みに行ってる時間も、今は家にいるからこそ自分と向き合うキッカケになったり、逆にチャンスと考えて行動できるかが大切だと思った。あとは政治。ここ数週間、この前代未聞の緊急事態に出したとは思えないような政策がポンポン出てきて、「大喜利ですか?」とツッコミすぎて正直疲れてしまった。だけど、これを機に「本当にこの政権に日本を任せて大丈夫なの……?」と政治に興味を持って選挙に行く人が増えるはずなので、ある意味でよかったのかなとも思う。SNSを通して思ったことも何個もあるけど、賢い人とそうでない人の差が顕著に現れていておもしろかった。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.なにかと先送りにしていた断捨離を時間をかけてやった。自分が本当に大切だと思うものに囲まれて心が穏やかで幸せになり、家での時間もさらに楽しくなった。最近、ユーチューブの企画・編集も始めたので編集ソフトで遊んでみたり、イラストを描いたりしていると楽しくなってしまい、以前より睡眠時間が少なくなったのも事実。あと、外食に行けない今だからこそできると思い立ち、グリーンスムージーファスティングを5日間やることに。自分と向き合うべき今だからこそ、心も体も内からクレンジングするいいチャンス。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.公園に行って、裸足でフリスビーをしたり、寝っ転がって太陽を浴びまくったり、足を泥だらけにして伸び伸びと自然とたわむれたい!ディズニーランドにも無性に行きたい。

角田貴広
1991年生まれ。フリーランス・エディター&ライター

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.取材がキャンセルになり、出張が取りやめになったり、編集関連の仕事へは影響が出ているが、もともとオンラインでの会議や取材も多かったので、なんの違和感もなく完全テレワークに移行した感じ。毎月ある関西での仕事のついでに実家に帰っていたが、とりあえず当分は帰らない予定で、ゴールデンウィークまでの旅行は全てキャンセル。ただ、もともと家の快適性を追求してきたので、ずっと家にいること自体はまったく苦ではない。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.ホテルベンチャーで企画・戦略の手伝いをしているが、ホテル市場は大打撃を受けている。これまで当たり前だと思っていた移動が制限されるだけで、いとも簡単に崩れてしまうほど脆い産業構造だったということを痛感している。移動に制限が出るようになったとき、ホテルや旅行はどうあるべきか。それを考え、すでにいろいろな施策を始めたり、サービスを作り始めている。否が応でも、業界が無に帰せられたので、僕たちがこれからの時代を作っていくべきだと思っている。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.かれこれ10日間くらい、買い物と散歩以外で自宅を出ていない。家でひたすら仕事をして、休んで、読書をして、料理をして、妻と会話をする日々。むしろ健康的な生活。めまぐるしく変化する情勢を見ながら、ホテルをはじめいろいろな業界で今できることを考えて、つねに誰かに連絡をして、何かを作っている気がする。すごく生きている感じがする。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.海外を含めてキャンセルになった場所へ行きたい。安心な世界で旅に出て、インターネットにはない距離を感じたい。それから、みんなに会いたい。だけど、その日常が今までと全く一緒だとは思えないので、その覚悟を持ちながら、ただ今という日常を生きていたいとポジティブに思う。

Kotsu
1995年生まれ。DJ、グラフィックデザイナー

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.DJ出演のキャンセル・延期が20件ほど。仕事とはいえクラビングは生活の一部なので、経済的、精神的に結構キツい(笑)。ただ、今まで放置していた古い雑誌や、ウエブの記事を見直したり、本を読んだり出来るようにはなった。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.結局バーチャルじゃない現場での時間は大切な時間だったってこと。音楽も聴覚だけじゃない。視覚や肌も含めた全身が包まれるような体験は何にも代えられない。そこで立ち起こる人間関係ですら、愛おしい。あと、音楽だけに関わらず、カルチャーを愛するコミュニティーの連帯力は改めて素晴らしいと思った。対話が大事。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.友達や家族と電話。「コンタクト(Contact)」のDJ配信の視聴&ダンス。グラフィックの製作。ツイッターでの情報収集。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.みんなに直接会って、いつもありがとうと言いたい。

井崎竜太朗
1994年生まれ。フォトグラファー

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.ゴールデンウィークに予定していた写真展が中止になった。今までに開催したどの企画よりも大規模で、気合いを入れていた分やりきれない気持ちになった。延期に向けて動いているが、会場の都合で難しいかもしれない。撮影の案件も複数が流れてしまっている。プライベートでは、大学の友人が4月に予定していた結婚式を延期せざるを得なくなった。日が近づいてくるにつれて葛藤する姿を見て、こちらも悔しかった。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.よりはっきりと、仕事がなければ、お金がなければ生きていけないということ。フリーランスである以上、厳しく捉えていた部分ではあったが、やはり世の現状から訪れる急な展開に動揺してしまう。非常な時でも冷静に分析して、判断できる度量の大切さを知り、屈さずに新しい行動に起こしたい。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.オンラインで販売できるプロダクトを企画し始めたので、データを整理したりネットで情報をひたすらインプットした。担当のデザイナーとは電話で打ち合わせをして、今週には製作に入っていく予定。あとは、ワイドショーを見たりDVDで持っている「ハリーポッターシリーズ」を見返すなど。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.友人に会いたい。10代からの親友たちと、家に集まってボードゲームをしたり、喫茶店に行って他愛もない話をすることが日課で、それが足りない毎日は寂しい。気持ちのいい春の日差しを内から眺めるだけなのがもったいないが、何気なく街中を歩いて、見たり聞いたり、会える毎日を願っている。

未来リナ
1999年生まれ。モデル、ライフスタイルクリエイター

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.予定されていた仕事は全て延期になり、打ち合わせなども電話になった。はじめの頃は、楽しみにしていたイベントや企画が中止になったことでショックを受けたが、世界の現状がもっとクリアに見える今、本当に全て延期されて正解だったと安心している。プライベートでの大きな影響は幸いなことにないが、友人の親戚などが何名か亡くなっていて、他人事じゃないという危機感を常に持つようになった。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.毎日膨大な情報が入ってきて、正直何が本当でどこまでがフェイクなのか、いくら考えてもキリがない。ただ、起こるべくして起きた出来事だと感じている。当たり前が存在しないことに改めて気が付き、関心と感謝の心を持ち直すきっかけになった。いつ何がおきても困らないように、保存食を普段から多めに常備しておくことの大切さも実感した。そして、世界を管理しているシステムや日本の政治・経済について、今よりもっと知識を増やすべきだと思った。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.4月5日は、木星と土星が同じ位置に重なり合い宇宙エネルギーが高まる日ということで、コロナをはじめ、さまざまな苦しみを経験している人々・動物・地球全体にいやしパワーを送るための企画「世界同時瞑想」に参加した。何十〜何百万人の世界中の人々が、同時に愛と平和で光に包まれる世界をイメージするのは、とても不思議でパワフルな体験だった。あとは、大好きなお菓子作りや本、洋服の整理もした。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.できれば、母と兄弟全員で集まって、ゆっくりご飯でも食べながら語り合いたい。それから、海や山にもたくさん行きたい。お気に入りのカフェで、友人とランチをして話すのも楽しみ。毎日の何気ない日常生活がどれだけ幸せなことか、改めて実感できる日を待ち望んでいる。

喜覚崚介
1992年生まれ。「アダンス」デザイナー

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.3月27日に自分のブランド「アダンス(ADANS)」の展示会を終えて以降、外出していない。もともと家で仕事してるのでそこまで問題は無いが、新規案件が進められず、売り上げにも影響が出ている。多分、ブランドを立ち上げてから最低の売り上げになりそう。地方の卸先は、今回の影響でオーダーができないところがあったり、展示会に来ていただけないところもあったりした。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.自営業の人は、こんなときにも国は頼りにならないので、自分の身は自分で守れるように貯えが必要だと感じた。ファッションは贅沢品だが、このような事態だからといって自粛しすぎず、人々にファッションを楽しむ普通の日常を思い出してもらえるきっかけになればと思っている。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.ゲームをする。漫画を読む。小学生ぶりに絵の具で絵を描く。子供と遊ぶ。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.外でビールが飲みたい。

倉内陽香
1999年生まれ。大学3年生

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.唯一頼りにしている派遣のバイトの仕事が全く無いし、行くはずだったライブは4つが中止か延期になった。いつになったら音楽を生で楽しめるときが来るのだろう。大学の授業は5月まで延期になり、それまではオンラインでのやり取りになった。夏休み中に車の免許を取ることを計画しているから、このまま夏休みが短くなるなら非常に困る。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.分かってはいたが、未来の計画はいくらでも崩れる可能性が世の中には潜んでいる。この騒動が起こらなかったとしても、普段から死と隣り合わせで生きているということを再認識させられた。昨年、台湾に留学していたのだが、若者同士で政治について話すのは当然だった。しかし、日本人の若者の大半が全くと言っていいほど政治に興味が無いことは、友人たちと話せばすぐに分かる。日本の政策には、選挙に行かなかった私たち若者世代の責任もあることを、絶対に忘れてはいけない。今回のこの悲惨な状況を見て、ぬるま湯から目覚めるときがやっと来るのかなと思っている。だが、私の周りでその兆しはまだ見えていない。いつかこの状況が終息し、再びあらがえない何かが日本を襲うときまで待つしかないのならば、悔しいし苦しい。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.平日も週末も変わらず、予定も無いので完全に昼夜逆転生活をしている。生活音が筒抜けの隣人も同じく朝まで起きているし、今は全世界でニートのような生活をしている人たちがあふれていると思えば、罪悪感はない。ただ、家にずっといると殺風景で無臭な部屋に嫌気が差してきて、インテリアやルームスプレーに興味が芽生えはじめてきた。外出するのが怖くて、自炊用の食材までもアマゾンで頼もうとしているが、宅配業者の方たちに迷惑だと思い留めている。唯一、外の空気が吸えたのは実家からの宅配が届いたときと、花を買いに行ったときだけ。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.友人と面と向かって話がしたいし、恋人と一緒に誕生日プレゼントを買いに行って、渡し合いたい。ラインがなかなか上達しない祖父母にも会いたい。こんなにも自由な時間があるのは大学生だからこそなのに、家にこもっていなければいけないのは本当に惜しい。大学の内にアジアを制覇したいと思っていたのも、夢のまた夢になりそう。

ノア・バトキィス
非公開。グラフィックデザイナー

Q.仕事、プライベートの影響は?

A.カリフォルニアで、「ステューシー(STUSSY)」や「ユニオン(UNION)」などのグラフィックデザイナーとして生計を立てているが、以前から自宅で仕事をしているし、いつも1年近く先のプロジェクトを手掛けているからこれまで同様に過ごしている。プライベートの影響もそれほど。

Q.一連の騒動で何を学び、何を思った?

A.ソーシャル・ディスタンシングと孤立を知った。

Q.先週末、今週末は何をした?

A.「どうぶつの森」をずっとしていた。来週も、その次も、ずっとそうだと思う。

Q.自由に外出できるようになったら何をしたい?

A.終息したらすぐにでもユタ州にハイキングに行きたい。

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