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新型コロナに負けるな! 業界人が緊急メッセージPart3

 新型コロナウイルスの猛威によって、東京五輪・パラリンピックをはじめとした各種イベントが延期・中止となっている。外出控えの要請、海外渡航の自粛なども広がり、生活や仕事が制限されて、世の中に暗いムードが漂っている。消費市場も過去にないほどの落ち込み方を見せており、アパレル業界からも苦しい声が聞こえてくるが、こんなときこそ人々の気持ちを明るくするファッションの力が必要だ。弊紙では業界を代表するクリエイターやビジネスパーソンから緊急メッセージを募った。(この記事はWWDジャパン2020年3月30日号からの抜粋です)

改めてファッションが秘める
パワーを信じたい

AMIAYA/モデル、アーティスト、「ジュエティ」クリエイティブ・ディレクター

 先日のパリコレは、来場者の多くがマスクをつけ、会場にはアルコール消毒が設置されるなど、いつもとは違う異様な緊張感に包まれていました。その中で、「ファッションは未来のエネルギーになる」と改めてファッションが秘めるパワーを信じたくなりました。これからの時代に必要なファッションのあり方はどういうものか。そして、個々の発信とその先にある“共感”の輪をどれだけ濃く浸透させていけるか。これが私達にとっての課題だと思っています。

少しでも動き出せば勢いがつくはず

環敏夫
/群馬・桐生の専門店エスティーカンパニー社長

 カラ元気でもいいから、われわれは前向きな姿勢を見せないと。来店したお客さまはすごく楽しそうで、「外出するか迷っていたけど、今日来てよかった」と言ってくださる。(感染が落ち着き)状況が少しでも動き出せば、勢いがつくと思うので、明るい話題を作っていかないとね。店のリニューアル2周年もあって、今春はイベントも随時企画している。3月14日の「ミュラー オブ ヨシオ クボ」のイベントは天候も大荒れでしたが、顧客が楽しんでくれました。

カルチャーを失わないために、
政治に関心を持ち、声をあげよう

Licaxxx/DJ、編集者、ライター、
「トウキョウ コミュニティー ラジオ」主宰者

 クラブカルチャーは世界規模で大打撃です。このカルチャーはさまざまな方々がいて成立していますが、情熱で動いているインディペンデントな運営団体や自営業者たちの存在は大きいです。政府の不透明な決定からカルチャーの衰退はもとより、廃業に追い込まれ困窮する人が必ず出てしまう。早くクラブに戻れることを願いながら、ストリーミング配信などおもしろい試作を模索中です。また、カルチャーを損なわないためにも、最も基礎となる部分に全員が立ち返る必要があります。政治にもっと関心を持ち、勉強し、声をあげることが市民として当然であるべきです。

世界中が“痛み分け”しないと、
グローバル化の否定につながる

菅付雅信/編集者

 感染拡大はグローバル化した21世紀ならではの災い。数カ月前に武漢から広がったウイルスが、今はイタリア、そしてNYのレストランを苦しめている。世界中が“痛み分け”しなければ、グローバリゼーションを否定することになってしまう。数万人規模のテレワークなどは、新たな組織作りに一役買うだろう。機械との競争が激しくなる予行演習かもしれない。

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