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日本記録更新の大迫傑選手が記者会見 ナイキを“信頼”し厚底シューズを着用

 3月1日に開催された「東京マラソン 2020」で日本新記録となる2時間5分29秒を記録し、日本人トップの全体4位でゴールした大迫傑選手(ナイキ)が3日、都内で記者会見を行った。

 今大会は世界6大マラソンの一つで、東京2020オリンピック・パラリンピック日本代表選手の残り1枠をかけたレースでもあり、さらに新型コロナウイルスの影響から約4万人の一般参加者の出場中止が決定するなど、国内外から大きな注目を集める中での開催となった。

 序盤から日本記録更新ペースのレース展開になったことについては、「前半から早いと感じ同じペースでいくのかと考えたが、流れに乗った方が堅実的だったので」と冷静に振り返る。中盤では一時先頭集団から遅れたが「いったん自分のペースでリラックスしようと思った」と、昨年9月の日本代表選考会を兼ねたマラソン大会「マラソングランドチャンピオンシップ(Marathon Grand Championship以下、MGC)」で終盤に失速したことを考慮したレース展開だったことを明かした。日本記録の更新は40km地点で意識し始めたという。「(前回日本記録を更新した2018年の)『シカゴマラソン』は最後が登りだが、今回は石畳ではあるもののほぼフラットだったので『いける』と感じた」。

 世間から大きな関心が寄せられていたナイキの厚底シューズの最新作“エア ズーム アルファフライ ネクスト%(AIR ZOOM ALPHAFLY NEXT%)”は、大会の2週間ほど前から着用して足慣らしを行ったという。「クッション性と反発力がより上がったという感覚で、今までよりも地面を叩いたときのロスが少ないイメージ」。重要な大会に新作のシューズを履くことについてのリスクは、「ナイキを信用し、新しい技術が使われているのでとりあえず履いてみようかなと。慣れるまでに時間はかからなかったが、シューズを薄底から厚底に替えたときと同じくらい足入れの感覚は違った。だが、それぞれのモデルによさがある」と話した。

 残り1枠の東京オリパラの代表選手は、8日に行われる「第75回びわ湖毎日マラソン大会」で決定する。同大会で大迫選手の2時間5分29秒を上回る選手が現れなければ、「MGC」で1位の中村匠吾選手(富士通)と2位の服部勇馬選手(トヨタ自動車)、そして大迫選手が代表選手となる。