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「MGC」3位の大迫傑選手が記者会見「良くも悪くも自分が中心になりすぎた」  話題のピンクシューズにも言及

 15日に行われた2020年東京オリンピック男子・女子フルマラソンの日本代表選考会を兼ねたマラソン大会「マラソングランドチャンピオンシップ(Marathon Grand Championship以下、MGC)」の熱戦から2日、フルマラソンの大迫傑選手(ナイキ)が都内で記者会見を行った。

 日本記録保持者ということで優勝候補に挙げられながら、東京オリンピック内定が決まる2位圏内には惜しくも5秒届かず3位フィニッシュとなった大迫選手。「言い方が難しいが、序盤に設楽悠太選手が抜けた際に誰もついていかず、普段は集団の中でひと呼吸ふた呼吸おいて他の選手が抜く様子を見るときでも誰も抜いてこなかったりと、良くも悪くも変に自分が中心になり様子を見すぎた」と振り返り、勝敗を分けた終盤のレース展開に関しては「最後の600〜800mまで力をためようと思っていたが、中村匠吾選手が抜けた40km付近のタイミングでとにかくついていこうとして、足が残っているかどうかを考える余裕がなかった。冷静に対応したつもりだったが、それ以上に中村選手と服部勇馬選手がうまく対応した結果が最後の1kmで表れた思う」と反省の弁を口にした。「答えは見つかっていないが、(上位2選手と比較して)動きが大きい自分の走り方がこのままでいいのか含め、レース後すぐにコーチと考え直した。彼らの強さを評価した上で次に進みたい。負けたことから学ぶことはたくさんある」。

 また、勝敗の行方とあわせて注目されたのが、大迫選手をはじめ多くの選手が着用していた鮮やかなピンクが目を引く「ナイキ(NIKE)」のランニングシューズ“ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%(ZOOMX VAPORFLY NEXT%)”だ。「これまでのフライニットのアッパーだと雨が降ると吸収して重くなったが、(ナイロン製のアッパーになったことで)暑くて水をかぶることもできるようになり、夏こそ快適に走れると感じた」。試合当日が発売日だったこともありSNSでは購入の声が続々と上がる一方で、フォームやレベルを心配して購入を躊躇する声も。これについては「どのフォームだから、どのレベルだから履けないとかは全くない、誰でも履ける優れたシューズ。ただし、1つアドバイスするのであれば、(消耗品なので)毎日練習で履くのは難しい。ソールが似ている“ズーム ペガサス ターボ(ZOOM PEGASUS TURBO)”や“ズーム フライ(ZOOM FLY)”などで足を慣らしてから履くといい」とコメントした。

 東京オリンピックの出場枠は全3枠で、残る1枠は今後3つの指定大会で競われる。日本記録が更新されなければ大迫選手が代表に内定するが、先を冷静に見据える。「今回出場が決まらなかったことで、その前にやらなきゃいけないことが新たに増えた。まずはそこに集中する段階で、今はまだオリンピックについては考えられない」。