女子プロテニス選手の大坂なおみは8月26日(現地時間、以下同)、「全米オープン」初戦にベルギーのグリート・ミネン(Greet Minnen)選手との試合に出場し、「ナイキ(NIKE)」との最新コラボレーションを披露した。バッグには大坂のためにデザインされた世界で1つの“ラブブ”を飾り、華やかな存在感を放っていた。
これまで4度のグランドスラムに優勝している大坂は、今大会では赤を基調とした装いでテニスコートに現れた。ノースリーブのテニスウエアの上には、全身に赤い煌めきをあしらった長袖ジップアップジャケットを着用。ローズレッドのユニホームにバブルヘムラインのスカートを合わせたスタイルは、「ナイキ」によるY2Kトレンドの復活を予感させるものとなった。
2019年から大坂のスポンサーを務める「ナイキ」
バラに着想を得たアシッドカラーキット
シューズは、素早い動きを支える安定性に特化したモデル、”ナイキGPチャレンジ1ナオミ・オオサカ”(170ドル、約2万5000円)だ。かかと部分はロッカー動作をサポートする設計で、サーブ時の引き戻し動作にも対応する。バラのデザインには、複数の大会で披露してきた彼女の花をモチーフにしたテーマを継承している。
試合中は髪をきつく結んだお団子ヘアだったが、コート入場時には取り外し可能な編み込みエクステンションを付け、あちこちにバラのヘアアクセサリーを散りばめていた。
さらに、テニスバッグには、いま世界中のセレブを筆頭に人気を集める “ラブブ”のチャームを付けて登場した。これは、大坂のために特注されたもので、キラキラと光るテニスラケットを持った特別仕様になっている。試合後のインタビューでこの“ラブブ”について、「テニス界のレジェンド、ビリー・ジーン・キング(Billie Jean King)へのオマージュで“ビリー・ジーン・ブリング(Billie Jean Bling)”と名付けた」と明かした。また、「衣装のインスピレーションは、今年「ナイキ」と続けてきた(お花の)テーマに沿ったものです。『全米オープン』では、バラを取り入れました」と語った。
大坂の次の試合は、28日に行われるヘイリー・バティス(Hailey Baptiste)選手との試合だ。