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国木田彩良の初主演映画が京都の現代アート祭で上映

 明治の小説家・国木田独歩(1871-1908)の玄孫で、「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」「エル ジャポン(ELLE JAPON)」などで活躍するモデル・国木田彩良の初主演映画「IN-EI RAISAN」(高木マレイ監督)が5日、京都・建仁寺両足院で初上映される。

 「IN-EI RAISAN」は文豪・谷崎潤一郎(1886-1965)の随筆「陰影礼讃」が原案で、京都を舞台に茶会の流れと夢幻能が独自の世界観を織りなす、台詞なしの24分の映像作品。国木田はいわくありげな茶人役として、細尾の西陣織の着物姿で登場する。能楽のシーンには、観世流能楽師の林宗一郎が出演。題字は書家の神郡宇敬が手掛け、茶室内の美術には樂茶碗の次期当主(16代目)の樂篤人、ガラス作家の荒川尚也らが協力した。

 京都で毎秋開催される現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO 2018」に合わせての公開となる。建仁寺両足院では、劇中に登場する京都のアーティストたちの書、茶器といった芸術作品や、映画のロケで撮った高木監督による写真、仏アーティストのサッシャ・ノードメイヤー(Sascha Nordmeyer)による“陰翳”をテーマにしたインスタレーション作品の展示なども実施する。

■「IN-EI RAISAN」
日程:2018年10月5〜7日
開催時間:5日10:00〜16:00/17:00〜20:00、10月6日10:00〜17:00、7日10:00〜17:00
場所:建仁寺両足院
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
入場料:1500円(ニュイ・ブランシュKYOTO 2018会期中は無料)

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