ファッション

15歳のインフルエンサーYOSHIが演技未経験で映画主演に抜てき

 ファッションモデルなどとして活躍する15歳の高校生インフルエンサー、YOSHIが2019年公開予定の大森立嗣・監督の最新作「タロウのバカ」の主演に抜てきされ、役者デビューする。「まほろ駅前多田便利軒」(13年)や「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(10年)、「さよなら渓谷」(13年)、「光」(17年)など、多くの名作映画を製作してきた大森監督自身が脚本も手掛けたオリジナル作品で、300人以上の候補者の中から選ばれた。

 本作は一度も学校に行ったことがない少年、タロウの物語で、過激でセンセーショナルな問題作。国家、社会、家族、何にも頼ることがなく、ただただ“自由”に生きている常識にとらわれないタロウの役を選ぶためにプロダクションを問わず、たくさんの俳優、若者をオーディションしたという。9月中旬にクランクインし、現在撮影中だ。大森監督は「300人の中から選んだ少年だが、500人に会っても1000人に会っても出会えなかったかも知れない。これまで映画をやってきてこんな子どもを見たことがない。私にとっては純粋に驚きだった。決して物分かりのいい、しつけのできた行儀のいい子どもではないが、だからこそ、彼は今この世界で闘っている。僕はココにいると叫んでいる。僕は振り向かない、振り向くのはあなたたちだと言っているようだ。彼の純粋なまなざし、未完成な体で駆け回る姿、叫び、笑い、涙する姿がこの映画に命を注ぎ込む。彼の純度がスクリーンを通してやがて観客に感動を呼び込むと確信している」とコメントしている。

 YOSHIは中学生の時、インスタグラムがきっかけでインフルエンサーとして注目され、「アンブッシュ(AMBUSH)」や「ヘルムートラング(HELMUT LANG)」「エックスガール(X-GIRL)」などのモデルに起用されてきたが、本格演技は今回が初。「この話をいただいたとき、台本も強烈だったので家族からは反対されたが、興味があった。初めての演技だが不安よりも楽しみの方が大きい。主役のプレッシャーも大きいが、自分のできる限りの表現をしていきたい。大森監督の第一印象については“変態(笑)”。僕は男は変態であるべきだと思っていて、その方が男としてかっこいい。自分の座右の銘は“今、この瞬間を生きろ”だ」と話した。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。