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桜色の雲海が広がる圧巻の大阪城ビュー  今年のお花見は天空のオアシスから 【トラベルライター間庭がハコ推し!】

旅の質が重視され、コンセプチュアルなホテルが注目されている中、都市部のホテルの在り方も多様になってきている。大阪城が目の前というロケーションを誇り、流れるようにゆるやかなときを過ごせる「パティーナ大阪」は開業してから初めて大阪城を囲む約3000本の桜が雲海のように浮かぶ絶景お花見シーズンを迎え、桜を愛でるプランも満開となる。

天空のオアシスからのキャッスルビュー
桜色の雲海を見下ろす新感覚のお花見

万博記念公園や造幣局など大阪には桜の名所が点在するが、今年は新たな絶景スポットが。それは昨年の春に開業した「パティーナ大阪(Patina Osaka)」からの大阪城ビュー。開放的なテラスやラウンジ、客室、プールなど館内のあらゆる場所から大阪城を見渡せ、桜色の雲海に包まれるというのだ。去年オープンしたのは満開の季節の後の5月。今年は天空のオアシスからの桜が初お目見えとなる。

「パティーナ大阪」は、世界有数のラグジュアリーホテルを手掛けるカペラホテルグループによる「パティーナホテルズ&リゾーツ」の日本最初のホテルだ。歴史の気配が色濃く残るこの土地と、自然に寄り添う環境から生まれたという空間デザインに期待が高まる。フロント階に到着するといきなり目の前に大阪城。どこを歩いても、視界に飛び込み、間近に迫ってくるようなキャッスルビューに圧倒されっぱなし。こんな大阪城、見たことがない!そしてこの絶景が、桜色に染まるなんて…!

いつもは見上げていた大阪城を鳥瞰すると、その起伏や大阪の中心部全体も把握でき、躍動し、迫ってくる気がする。堀をはさんでいるため景色を遮るものは何もなく、大阪城の絶景を独り占めだ。これはぜひ肉眼で体感してほしい。さらには明け方、夕暮れ時、ライトアップされる夜と、城の表情は刻一刻と変化する。これは街へ飛び出している場合ではない・・・! こもるのではなく、ホテル内で「活動」する――天空のオアシスからのお花見は最高に贅沢だろう。まさか大都市の中心部で、こんな優雅なバカンスを過ごせるなんて。お花見を楽しむための春のプロモーション「SAKURA Bloom at Patina Osaka」では、ステイプラン、ティーラウンジやテラス、スパなどでの、この時期限定のプランが目白押しなのだ。

桜と向き合い、一体化する贅沢
館内「活動」もすべきこと満載

まずはこの時期の滞在「桜宿泊プラン」。プライベートバルコニーや大開口のピクチャーウインドーからお花見するプランだ。デラックスルームの場合、1室2人利用時14万8770円~(税・サービス料込) には桜アフタヌーンティーやテルモン レゼルヴ・ロゼ1杯がつく。今回、私はデラックスルームに滞在したのだが、窓際の「畳デイベッド」なるごろんとくつろげるスペースがなんとも心地よかった。この空間を活用し、3人で宿泊できることも可能なので、女子会にもおすすめだ。

ベッドサイドには大阪城の城壁の一部をそのまま3Dプリントでコピーしたという和紙のレリーフが。巨大な石には銃痕など激しい戦いの跡が残り、歴史を感じる。ベッドもまた大開口に向いているので、滞在中にはいつでも大阪城の景観が目にはいる。まさに絶景三昧。

スパやプールの眺望にも定評がある。プールサイドやジャグジーからも大阪城が見渡せ、絶景と一体化するような感覚に。機能的だが、温かみがあり、グリーンに囲まれたフィットネス施設全体のデザインにも和む。スパでもこの時期限定の「桜スパトリートメント」が。桜風味の甘酒を加えたフットバスや桜の香りのお茶でやすらぐなど、五感で桜を楽しもうというコンセプトだ。施術を受けながら目の前に広がる春景色に心安らぐ。

室内はもちろん、ティーラウンジやテラス、そして目の前に迫るチャペルからの眺めなど、さまざまなアングルからさくら色の雲海を鑑賞できるのだが、ぜひ訪れてほしいのが、カルチャーに強い「パティーナ大阪」ならではの“リスニングルーム by OJAS”。アナログレコードの温かみのある音質を楽しむ音響設備を備えた空間で、20階の北東角部屋に位置する。毎朝6時から10時30分は宿泊ゲスト(16歳以上限定・参加費無料)に開放され、モーニング・サウンドスケープというアクティビティーが用意されている。プライベートの貸し切りも可能で、定員8~10人、2時間3万8000円で利用できる。好きな盤をピックアップし、極上の音に包まれながら、カクテル片手に夜桜に酔う。そんなスペシャルな体験も実現する。

バスク料理に鉄板焼き、スイーツ…
特等席で美食と桜に酔いしれる

美食を極めたダイニングも「活動」すべきことの1つだ。ロティサリーの炎でグリルされたプレミアムカットや各種ピンチョスなど、スペイン・バスク料理をモダンに進化させた「INAKI」や鉄板焼きの「馬蘭」でも、個室ランチプランなどお花見の時期限定の美食体験が。1階エントランスの「P72」でもいちごのアフタヌーンティーやテラスで楽しむアペリティーボなど、春を満喫するこの時期ならではのプランには心が躍る。七十二候の思想に着想を得たというその名どおり、瑞々しい苺はもちろん、カリフラワーや春キャベツなど契約農家から届く春の野菜や果実をふんだんに取り入れたスイーツやセイボリーを味わい、春の訪れを祝おう。

茶道の精神を現代的に解釈したティーラウンジ「にじり」でも、桜をテーマにした和モダンな桜アフタヌーンティーを提供する。桜エッセンスと調和するベリーや苺、抹茶などを取り入れ華やかに。春らしいスイーツに、春野菜を使用したセイボリーが調和する。こちらは4月30日まで、11時30分から18時30分(16時30分L.O.)1人9000円。さらには3月27日から4月5日の大阪城公園がライトアップする10日間、窓際席限定で春の先付、ちらし寿司、桜スイーツにロゼスパークリングまたは日本酒がつくお花見プランも企画。こちらは18時からで一人1万4000円だ。デイタイムは柔らかな日差しに、ライトアップされた夜は幻想的に、違った表情の桜を愛でながらお花見ができる。

大阪らしいエッセンスを散りばめた
愉快で豪華なフリーフロープラン

そして花よりお酒派に力強く推したいのが、「桜テラスエクスペリエンス」なる「SONATA BAR & LOUNGE」のテラスでのフリーフロープランだ。やわらかな春風に包まれながら、桜色のロゼスパークリングをはじめ、ワインやビールなどをシェフ厳選のセレクションプレートとともに味わう。そしてこの前菜2種、メインディッシュ、デザートはさまざまな店舗の人気メニューで構成されている。まさに食い倒れ、大阪。90分のフリーフロー、1本勝負!という感じ(笑)。提供時間は14時から21時なので、昼飲みでも夜桜鑑賞でも対応。4月30日までなので、お花見の余韻にひたり、語り合うのもいいだろう。

せっかくなので乾杯はロゼスパークリングワインから。冷製の前菜は麻辣坦々のしびれときゅうりの爽やかさが絶妙で、お酒が進む。続く暖かい前菜、メインもボリューミー。人気のバーメニューというバーガーがどーんと登場する。迫力あるルックスをうれしく裏切る(?)端正な味には、ラグジュアリーホテルならではの「本気」を感じる。これはハイボールやビールが相性良いか、などあれこれ考えて、次々と飲めるのがフリーフローの楽しさ。最後は「INAKI」の定番スイーツ、バスクチーズケーキで締める。

かなりのボリュームなので、しっかりとしたディナーくらいの気持ちで挑んだ方がいい。17時から19時まではハッピーアワーでもあるので、ここで1杯飲んでから、ディナーに行くのもいい。

「SONATA BAR & LOUNGE」もまた音響にはこだわり、奥のシートにはビンテージスピーカーを組み合わせた壁面のアートが。このスピーカーのうち、実際に響いている「ホンモノ」(みな本物ではあるのだが)を見つけ出すのも楽しい。バーカウンターの斜めの屋根は、大阪城の天守閣の屋根をそのままモチーフにするなど、このようなところにも大阪城リスペクトを感じる。1970年の大阪万博にインスピレーションを感じたカクテルなど創作。レトロかつモダンで、愉快でラグジュアリーで…さまざまな大阪らしさを体感できた夜だった。

グルメにもアクティビティーにも大満足
あらゆる滞在を企画できるのが魅力

朝ごはんも記憶に残るものだった。メインを選び、それ以外は自由に自分で盛るセミブッフェスタイル。卵料理や和食のだし茶漬けなどの定番以外にも、ラーメンや椎茸きのこのスープ、とんぺい焼きなどもメインとしてオーダーできる。

ブッフェにも串カツなどの大阪グルメが並ぶ。そしてバスク料理のレストランだけに、ハムやチーズ、専門のメーカリーチームが焼き上げたパンなど、とにかく一つひとつのクオリティーが高いのだ。

そして館内でも退屈しているひまはない。前出の「モーニング・サウンドスケープ by OJAS」をはじめとする音楽イベント、カクテル作りを体験できる「カクテルマスタークラス」、館内のアートを解説する「デザイン・イマ―ジョンツアー」など盛りだくさん。朝、ガイドとともに大阪城まで散策するアクティビティーではお城の前でチェキで撮影したスナップをプレゼント。これ、意外とうれしい。エアリアルヨガやSUPヨガなど一部別料金がかかるクラスがあるものの、モーニングヨガやストレッチなど、誰でも気軽に無料で参加できるエクササイズも。自分に合ったコンテンツが必ず見つかる。部屋にある夜がマットにはリフレッシュのアイデアが書かれたカードが添えられ、こもっても、ウェルネスな滞在になりそうだ。

十人十色、いや100通り以上の
人生最高のお花見がかなう場所

目の前の大阪城公園一帯には約3000本の桜に彩られ、公園全体が薄いピンクに染まる。豊臣秀吉公が愛したのは、桜そのものだけではなく、人々が集い、食を囲み、その瞬間を共に祝う「春の情景」だったそう。ここ「パティーナ大阪」からも、そんなお花見風景を見下ろしてゆっくり過ごし、目の前の公園を散策し、その華やぎを肌で感じられる。静寂と雑踏。その両方を体感できる稀有なスポットなのだ。

ドッグフレンドリーな部屋もあり、かつすぐ横の難波宮跡にできた複合施設「なのにわ」では愛犬とともに過ごせるカフェやレストランも多く、広大なドッグランに来たような感覚に。小さな子どもと来てもこの芝生はよい遊び場になるだろう。1階の「P72」のテラス席でも食事が可能だ。「P72」では近隣でピクニックしたくなるようなテイクアウトメニューも提供している。ご褒美ひとり旅でも、推し活女子旅でも、スイートなカップル旅でも、世代を超えた家族旅行でも―――あらゆる組み合わせ、目的にフィットしそうなこの時期の「パティーナ大阪」での滞在。4月いっぱい継続するプランも多いので、「春」を祝うイベントとして、人生最高のお花見をかなえ、満開後もその余韻にひたって欲しい。

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