ファッション

日本製シルク、地中に埋めてパリで提案

 日本の繊維メーカー6社が合同で展開するライフスタイルブランド「シルク(CILK)」は3月17日まで、パリのマレ地区のギャラリーで展示会を開催中だ。カイコの餌である桑を使ったボタニカルダイや、自然発酵をテーマにシルクの産地の土中に埋めて加工するなど、経年変化をあえて成熟と捉え、新たな表現に挑戦している。

 「シルク」は、東京・原宿のセレクトショップミキリハッシンのオーナーで、スタイリストの山口壮太がディレクターを務め、日本ではウエアを、海外ではテキスタイルをメーンに発表。ニットのカワノ(新潟県五泉市)、ジャカードで知られるマルナカ(埼玉県飯能市)、産元商社の丸中(群馬県桐生市)、都心部で製品染めなどを行う内田染工(東京都文京区)、シルクのスカーフで知られる丸加(神奈川県横浜市)、富士吉田のシルクメーカーがタッグを組む甲斐絹座(かいきざ、富士吉田市)の6社が参加している。

■cilk 2019 S/S TEXTILE COLLECTION “VERS UNE ALTERATION TURELLE”
日程:2月20日〜3月17日
時間:10:00〜18:00
場所:Atelier Blancs Manteaux
住所:38 Rue des Blancs Manteaux, 75004 Paris

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