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辻一弘が日本人初となる「アカデミー賞」の「メイク・ヘアスタイリング賞」を受賞

 第90回「アカデミー賞(Academy Awards)」授賞式が現地時間3月4日(日本時間3月5日)に行われ、ジョー・ライト(Joe Wright)監督「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のメイクアップスタッフである辻一弘メイクアップ・アーティストが、日本人初の「メイク・ヘアスタイリング賞」を受賞。「才能ある候補者たちがいる中で、アカデミーからこのような賞をいただけることに、大変恐縮している。友人であるゲイリー・オールドマン(Gary Oldman)、および本作品のチームに、この夢のプロジェクトと素晴らしい経験を与えてくれたことに感謝している」と喜びの声を寄せた。

 辻メイクアップ・アーティストは1969年5月25日京都市生まれ。10代の頃から特殊メイクを独学で学び、黒澤明監督の「八月の狂詩曲」や伊丹十三監督の「ミンボーの女」の制作に携わり、96年にはバリー・ソネンフェルド(Barry Sonnenfeld)監督の「メン・イン・ブラック(MEN IN BLACK)」に参加するため渡米。その後、ティム・バートン(Tim Burton)監督の「PLANET OF THE APES/猿の惑星」やロン・ハワード(Ronald Howard)監督「グリンチ(GRINCH)」などを経て、07年に独立した。

 ハリウッドで25年以上活躍したのち、12年に映画界を引退。以降は現代美術家として活動していたが、主演のゲイリー・オールドマン直々のオファーを受けて復帰し、計200時間以上かけてゲイリー・オールドマンをウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)に作り上げていった。過去にフランク・コラチ(Frank Coraci)監督「もしも昨日が選べたら」、ブライアン・ロビンス(Brian Robbins)監督「マッド・ファット・ワイフ(NORBIT)」でアカデミー賞にノミネートされた経験を持つが、3度目で初の受賞となった。

 作品はナチス・ドイツの勢力が拡大し、イギリスにも侵略の手が迫る第2次世界大戦初期が舞台。イギリスの首相であるウィンストン・チャーチルが迫られた究極の選択と、知られざる27日間を描く。日本では30日からTOHOシネマズ シャンテ他全国で公開される。

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