ファッション

2026年グラミー賞にレディー・ガガ、ヘイリー・ビーバー、テヤナ・テイラーらが集結 米「WWD」によるベスト&ワーストドレッサーは?

第68回グラミー賞が、2月1日(現地時間)にロサンゼルスで開催された。会場には、レディー・ガガ(Lady Gaga)、ヘイリー・ビーバー(Hailey Bieber)、テヤナ・テイラー(Teyana Taylor)、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)、チャペル・ローン(Chappell Roan )、サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish )ら多くのセレブリティーが集結した。

主要な映画賞などが集中するアワードシーズンの中でも、グラミー賞のレッドカーペットは群を抜いて自由で挑戦的な舞台であり続けてきた。その歴史を振り返ると、シェール(Cher)やレディー・ガガ、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)、カーディ・B(Cardi B)といった象徴的な存在が思い浮かぶ。1970年代、シェールは長年の友人であるデザイナー、ボブ・マッキー(Bob Mackie)が手掛けた大胆な露出度の高いドレスを着用し、レッドカーペットを文化的なメッセージの発信地へと変えた。80年代には、グレース・ジョーンズが彫刻的なレザールックに大胆なハットを合わせて登場し、レッドカーペットをパフォーマンスアートへと昇華させた。

レディー・ガガもまた、グラミー賞に数々の名場面を刻んだ一人だ。2010年には、クリスタルや折り紙に着想した彫刻的な装飾を施した「ジョルジオ アルマーニ プリヴェ(GIORGIO ARMANI PRIVE)」のドレスで登場。翌11年には、巨大なラテックス製の卵型カプセルの中に入ったまま登場し、ステージ上で“孵化”するという衝撃的な演出を披露するなど、“マザー・モンスター”像を確固たるものにした。

2000年にジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が着用したグリーンの「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドレスは、セレブリティーとファッション、そしてインターネットの関係性を一変させた。2001年には、アメリカの女性R&Bグループ、デスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)が「ヴェルサーチェ」のゴールドのお揃いコーデで登場し、統一感のあるセクシーなスタイリングでグループとしての存在感を強く印象づけた。さらに2019年、カーディ・Bは「ミュグレー(MUGLER)」の彫刻的なビンテージドレスにパールを効かせたルックで登場。グラミー賞が重視する“ファッションはパフォーマンスである”という価値観を体現し、ファッションやビンテージへの深い理解そのものを欠かせない重要な要素へと押し上げた。

米「WWD」による2026年グラミー賞のベストドレッサー&ワーストドレッサーは?

ベストドレッサー

グラミー賞における“ベストドレッサー”の基準は、上品さや洗練ではない。何より重視されるのは、自己表現と個性、そしてアーティスト本人や音楽、作品の世界観と結び付いた明確なアイデンティティだ。ドラマ性や演出力は歓迎される一方で、仕立てやサイズ感といった完成度も不可欠。ファッション業界で“グラミーのレッドカーペットらしい”と称されるルックには、常にコンセプトやメッセージ性が内包されている。

米「WWD」による今年のベストドレッサーには、「トム フォード(TOM FORD)」を着用したテヤナ・テイラー、「アライア(ALAIA)」を着用したヘイリー・ビーバー、「マティエ フェカル(MATIERES FECALES)」を着用したレディー・ガガ、「ヴァレンティノ」を着用したソンバー、「ミュグレー」を着用したチャペル・ローンらを選出した。

ワーストドレッサー

一方、“ワーストドレッサー”とされがちなのは、本物らしさに欠ける衣装である。アーティストが自らの創造性を表現するのではなく、ただ着飾っているだけに見えたり、無難でありきたりなスタイルや完成度の伴わない大胆さ、やり過ぎたコーディネートは評価されにくい。これまで以上にファッションへの理解が高まった現代では、完成度の低いルックは瞬時に見抜かれてしまう。ワーストドレッサーに挙がったのは、スコット・ホーイング(Scott Hoying)、マーク・ホーイング(Mark Hoying)、モリー・タトル(Molly Tuttle)、エマ・オハロラン(Emma O'Halloran)らのルックであった。

以下、来場者のスナップ一覧である。ベスト、ワーストに選ばれたルック以外も含め、会場を彩った多彩なスタイルを紹介する。

来場者スナップ一覧

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