ファッション
特集 2026年春夏トレンド総決算 第12回 / 全14回

海外バイヤーは2026年春夏シーズン、どんなバッグ&シューズを買い付けるのか? トップバイヤーを直撃

有料会員限定記事

海外バイヤーは2026年春夏シーズン、どんなバッグ&シューズを買い付けるのか? トップバイヤーを直撃

2026年春夏は、新クリエイティブ・ディレクターの起用により大いに盛り上がった。アクセサリーも同様で、多くのブランドは新しい商品をお披露目。停滞する売り上げを反転させるべく、クラフツマンシップにこだわり、質感豊かに、大胆なカラーブロッキングやフリンジなどで遊び心を表現する流れが顕著になっている。バイヤーによるアクセサリー評をまとめた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年11月10日号からの抜粋です)

SAKS FIFTH AVENUE & NEIMAN MARCUS

ルーパル・パテル(Roopal Patel)/
サックス・フィフス・アベニュー & ニーマン・マーカス ファッションオフィス シニアバイスプレジデント

今シーズンは、デザイナーのデビュー作として素晴らしいアクセサリーやシューズが数多く登場した。シャネル(CHANEL)」は、クラシックなキャップトゥヒールをミュールにアップデート(1)し、“2.55”を復活。ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は、「ディオール(DIOR)」のアクセサリーとシューズのラインアップを充実させた。シグネチャーの“CD”パンプスや、装飾を施した“レディ ディオール”(2)は、喜びに満ち溢れている。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のルイーズ・トロッター(Louise Trotter)は、羽根を織り込み、洗練されたシックなデザインの“イントレチャート”ポーチ(3)を発表した。

注目のトレンド

パンプスは、クラシックなものから装飾を施したタイプまで、あらゆるブランドが提案。「シャネル」と「ディオール」の新たな解釈、プラダ(PRADA)」のフリンジパンプス(4)、「ミュウミュウ(MIU MIU)」の職人技が光る手編みタイプが気に入った。ミュールもトレンドで、トングサンダルも健在。ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)がバレンシアガ(BALENCIAGA)」で披露したプラットフォームタイプのトングサンダル(5)も魅力的だ。ハンドバッグでは、「プラダ」と「ザ・ロウ(THE ROW)」でフレームのあるトップハンドルバッグが復活。ロエベ(LOEWE)」ではワンハンドルバッグが登場(6)し、イーストウエストバッグもコンパクトなバージョンが登場している。フリンジはバッグやシューズのいたるところで見られた。ジバンシィ(GIVENCHY)」のローズのミュール(7)や「ディオール」のロゼットサンダルなど、シューズでもトレンドに。クロエ(CHLOE)」のシェルバッグ(8)や「バルマン(BALMAIN)」の貝殻モチーフなど、海やサーフィンからインスピレーションを得たアイテムもトレンドだ。

この続きを読むには…
残り3428⽂字, 画像24枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。