ファッション

「意思を形に」 慶應義塾大学発服飾団体がファッションショーを開催

慶應義塾大学発の学生服飾団体、Keio Fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター)は12月21日、東京・テレコムセンターアトリウムでファッションショーを開催します。このショーは1年間の団体活動の集大成であり、今回のテーマは「設計図」。開催に先立ち、ショーに懸ける思いを綴ります。

瞬間を創造するために
今年度のテーマは「設計図」

Keio Fashion Creatorは「問いを持ち続け、その表現を探求する団体」です。それぞれ多様な背景を持つメンバーが集い対話を重ねること。これこそが私達の全てのクリエイションにおける核となります。

そして、私たちにとってファッションショーとは、思考が形となり、瞬間に立ち上がる場。言葉では届かない感覚や葛藤を、身体と衣服、音、光の交錯によって可視化し、総合芸術としての瞬間を創造することを目指しています。 
私達は今年度のショーテーマを「設計図」としました。社会や文化、環境等の枠組みによって、私達は無自覚のうちに設計図を形づくり、選択や行動さえもその線に沿って導かれているーー設計図は、人の行動や思考を無意識のうちに方向づける“構造”です。

自らの意思で選択しているようで、実はあらかじめ描かれた線の上を歩いているのかもしれない。しかし設計図を認識したとき初めて、その構造を意識的に捉えなおし、設計に立ち直る「再設計」という可能性が立ち上がります。 

「ルックを再設計」という視点で表現

所属するデザイナーたちは、「身体の再設計」という視点からコレクションを構築しました。それは単なる造形の変化ではなく、外見に意味を与えること。人の身体が、DNAによって生まれつき形や特性が決まっていたり、 性別や年齢、役割など、社会の中で意味づけられていたりするなかで「どんな姿を生きようとするのか」という意思のデザインです。
身体という最も根源的な設計図を見つめ直し、そこに自らの意志を刻み込むことで、自らの手で構造を捉え直し、設計に立ち直る 「再設計」の可能性を表現します。

このコレクションは私達自身への問いでもあります。学生服飾団体として、毎年のようにファッションショーを行うその「当たり前」の行為の背後に、どんな意義があるのか。私達のショーは、明確な答えを提示するものではありません。 観る人それぞれが、自らを形作る「設計図」に気づくきっかけとなりますよう。

「自分の考えたとおりに生きなければならない。
そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう」。

このファッションショーが、観る人にとって「内なる対話の始まり」となることを願います。

■Keio Fashion Creator 2025 Collection「設計図」

日程:12月21日
時間:1st Show 17:00オープン、17:30スタート/2nd Show 19:00オープン、19:30スタート
場所:東京・テレコムセンターアトリウム
住所:〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10
予約サイト:https://airrsv.net/keiofashioncreator/calendar※先着順
Instagram:@Keio_fashioncreator
X:@keio_fc

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