
先日、エスティ ローダー傘下にある「アヴェダ(AVEDA)」のシェーン・ウルフ(Shane Wolf)=アヴェダ & ヘアケア プレジデントの取材をさせていただきました。元々は美容師、その後はヘアサロンのオーナーとなって、アヴェダのホースト・レッケルバッカー(Horst Rechelbacher)創業者に出会ったと言います。ヘアサロンから広がる「アヴェダ」らしい社長と言えるでしょう。
ゆえにシェーンさんは、美容師、およびヘアサロンの魅力をよくご存知です。取材の中では、「パーミッションではなく、エクスペクテーション」という言葉を発し、深く納得した次第です。「ション」で韻を踏んでいるのであえてカタカナで書いてみましたが、日本語に直せば「許可をいただくのではなく、期待していただく」ってところでしょうか?。ショーンさん曰く、「美容師は、お客さまに許可をいただいて髪に触れるのではなく、期待をしていただいるから髪に触れる」と言うのです。
なるほど、この言葉は、核心をついています。このお手紙では再三再四訴えておりますが、ファッションやビューティの世界は、もっとヘア業界に学ぶことができるます。カットでも大体1時間、カラーやパーマになれば施術は数時間も当たり前な美容師の接客における心構えやコミュニケーション術は、ことホスピタリティーがますます重要になっている今、大いに学ぶべきです。
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