全国の販売員が参加する接客コンテスト「スタッフオブザイヤー 2025(STAFF OF THE YEAR 2025)」の決勝戦が10月9日に開催され、アパレル部門のグランプリに「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」丸の内店のNitoさんが輝いた。賞金300万円が贈られる。
準グランプリ(賞金100万円)には「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」新宿店の仲希望(naka)さんが選ばれた。仲さんは23年度大会でグランプリを受賞した実績を持つが、今回は惜しくも2位という結果に。3位(同20万円)は「リーバイス(LEVI’S)」ららぽーと福岡店のYu-taさん、4位(同10万円)は「ウィゴー イチサンゴ(WEGO 1.3.5...)」原宿店のリカコさんがそれぞれ受賞した。
また、今回から新設された物販部門では、「ジンズ(JINS)」エミフルMASAKI店のMariさんがグランプリ(同50万円)に輝き、2位(同20万円)には「ゾフ(ZOFF)」大船ルミネウイング店のつなかんさんが選ばれた。
アパレル部門の決勝では、「Before Afterバトル」を実施。客役の女性のファッションの悩みを聞き、8分間でスタイル提案と接客を行う。Nitoさんは、「ファッションに興味がなく、何年も母が選ぶ服を着てきた」という23歳女性を接客。「もっと社交的になりたい。コーディネートで自信が持てるようにしてほしい」という声に応え、相談者がチャレンジしたいというスカートを主役に、シンプルなシャツブラウスと秋色のトップスの2パターンを提案した。
結果発表ではブラウスとトップスを重ね着し、フルレングスのスカートを着た女性が登場。鏡を見て「想像していたより、すごく良かった」とうれしそうに答えた。受賞したNitoさんは、「ここまで来られたことは皆さんのサポートがあったから、本当に感謝しています。投稿を楽しみにしてくださるお客さまや、丸の内に会いに来てくださるお客さまも増えて、私自身のボルテージも最高潮に感じています。今後は現場での経験も通して、この仕事の魅力をさらに伝える立場にもなれたらと思います」と語った。
「スタッフオブザイヤー」は販売員のDXアプリ「スタッフスタート」を展開するバニッシュ・スタンダードが主催する接客コンテスト。「令和のカリスマ店員」を決めるイベントとして21年にスタートし今回で5回目を迎えた。今回はアンバサダーにタレントの藤本美貴、審査員にタレントのアン ミカやpeco、ラグジュアリーブランドの接客経験のあるブラッシュ(BRUSH)の秋山恵倭子社長、編集者の軍地彩弓が参加。また接客審査では、芸人のコットンや相席スタート、スパイクが客役としてサプライズ登場するなど、会場を盛り上げた。
バニッシュ・スタンダードの小野里寧晃社長は、「5回目の今回はこれまでで最も熱意と緊張感の高さを感じた。出場者のみなさんだけでなく、サポートに会場に来られた応援団のみなさんすべての温かさが伝わる感動的なコンテストになった。それほど熱意を持って参加してくださったことに感謝したいし、今後もさらにみなさんが輝く場となるように盛り上げていきたい」と語った。