ワークマンは9月25日、EXILE TAKAHIROがモデル&監修を務めるワークウエアブランド「ゼロステージ(ZERO-STAGE)」の第2弾の発売を発表した。今回のコンセプトは、仕事場を自らのステージに変え、輝けるようにという思いを込めた「STAGE YOURSELF.」。前回は春夏向けだったがが、今回は通年向けを主力に、オンオフ兼用のカジュアルウエアも拡充。シリーズ全7型に加え、EC限定の3型をそろえる。
目玉は、“ライジング”シリーズの長袖ジャケット(5900円)とカーゴパンツ(3900円)。従来の作業服にありがちな重厚感や野暮ったさを払拭するため、前回に続き、帝人フロンティアの再生ポリエステル素材“エコペット(ECOPET)“を用い、中空糸による軽さと高級感のある質感を兼ね備えた。「従来品の約2倍の価格だが、素材も機能もこれまでにないクオリティーを詰め込んだ自信作になった」と製品開発部の川田真之輔マネジャーは話した。
さらに、エコ素材の採用、帯電防止服であることを示すJIS T8118規格への適合、優れた伸縮性という企業ユニホームの3条件をクリア。ワークマンの通年向けウエアでの適用は初めてで、今後は法人需要も視野に入れる。まずは、“ライジング”シリーズの長袖ジャケット300着をEXILEのドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2025 “THE REASON”」のスタッフユニホームとして提供することが決定している。
第1弾の26万点即完売を受け、50万点超を投入
外での着用を想定した“ウィンド”シリーズからは、ジャケット(2900円)とパンツ(同)が登場。ロゴと使ったデザインと撥水加工、肌離れしやすい内側のメッシュ素材を特徴に、普段使いとしても提案する。TAKAHIROの発案でポケッタブルを採用し、携帯性を高めた。EC限定品には、パーカ(2900円)とジョガーパンツ(2500円)、半袖Tシャツ(1500円)がラインアップ。帝人フロンティアの“ソロテックス(SOLOTEX)”を使用し、ストレッチ性や吸水速乾性、イージーケアを兼ね備える。発表会で着用したTAKAHIROは「シルエットも素材感も良く、仕事場だけでなく日常にも最適」とアピールした。
第1弾は従来の販売数5万点を大きく上回る全26万点が予想以上の速さで完売。女性客の流入によりSサイズも好調だった。今回は“ライジング”シリーズの長袖ジャケットとカーゴパンツを計35万点、“ウィンド”シリーズを10万点、抽選販売するEC限定品を5万点用意する。商品は、「ワークマンプラス(WORKMAN Plus)」「ワークマンプラスⅡ(WORKMAN Plus Ⅱ)」「ワークマンプロ(WORKMAN Pro)」の全国961店舗とオンラインストアで販売中だ。
TAKAHIROの細かなこだわりが現場を変えた
第1弾に続き、今回も商品を監修したTAKAHIRO。膨大な数ある生地選びは見本用のスワッチでは小さく、大きなサイズで触って選びたいと要望するなど、積極的に携わり、「過酷な環境でもモチベーションを高められる服」を追求した。川田マネジャーは「常に新しいアイデアを提案があり、ほぼ出来上がったサンプルを作り直すこともあった。しかし、完成度の高い商品となった」と語る。また、土屋哲雄専務も「着ることで気持ちを昂らせるという視点はアーティストならでは。顧客を輝かせる服づくりに新たな価値をもたらした」と話した。
さらに、TAKAHIROの夢の一つとして「ライジング」シリーズの長袖ジャケット300着を、EXILEのドームツアー「EXILE LIVE TOUR 2025 “THE REASON”」のスタッフユニホームとして提供する予定だ。