アップル(APPLE)は、東京・銀座の直営店「アップル 銀座」を9月26日にリニューアルオープンする。場所は銀座四丁目交差点に程近いサヱグサビル本館内の1~4階で、営業時間は10時から21時までだ。
“地域・環境・体験”を重視した開放感ある店舗
「アップル 銀座」は、アメリカ国外初の直営店として2003年11月30日にオープンして以来、日本のアップル製品好きの間ではメッカとして親しまれてきた。しかし、22年9月に入居するサヱグサビルの建て替え工事に伴い一時閉店し、銀座8丁目のヒューリック&ニュー ギンザ8(HULIC &New GINZA 8)に仮店舗を構え、約2年間の営業を続けてきた。
新店は、“地域・環境・体験”を重視した温かみのある木製パネルを基調とした店舗だ。1階と2階、3階と4階で吹き抜け構造を採用し、展示・販売スペースやエレベーター、階段などを片側の壁面に集約することで、全フロアが3方向のガラスファサードから自然光が差し込む開放感のある空間に。そして、このガラスファサードは太陽の光にあわせて開閉する可動ルーバーを備え、1日を通じて日射熱や過度な光、室温を調整するそうだ。また、100%再生可能エネルギーでまかなわれたカーボンニュートラルを達成しているという。
店舗の顔となる1階は、主力商材のiPhone専用フロアで、最新機種iPhone 17をはじめ、本体ケースや充電器などのアクセサリーも豊富にラインナップする。2階は、Apple WatchとiPad、AirPodsとその関連製品を取り扱い、東京初となるピックアップカウンター“アップル ピックアップ(APPLE PICKUP)”も設置。ここでは、アップルの公式オンラインストアでオーダーした製品を自由なタイミングで受け取ることができる。
3階は、主にMacとVision Proを販売し、Vision Proを体験できるコーナーとワークショップ“トゥデイ アット アップル(TODAY AT APPLE)”のスペースを用意。“トゥデイ アット アップル”では、iPhoneを中心にアップル製品を最大限に活用することができるためのセッションを毎日無料で開催予定だという。4階は、サポートフロアとして技術サポートサービス“ジーニアスバー(GENIUS BAR)”を受けることが可能。そして、“東京で最もアクセシビリティに配慮したストア”として各フロアにはさまざまな高さのテーブルや椅子を用意し、車椅子での来店者も快適なショッピングを楽しむことができる。
ティム・クック(Tim Cook)アップル最高経営責任者は、「20年以上前の『アップル 銀座』のオープンは、私たちが世界中の顧客とつながる方法を進展させた。このリニューアルオープンもまた、日本でのアップル ストアの歴史における素晴らしいマイルストーンであり、全国の顧客やコミュニティとの強い絆を象徴する」とコメントした。
なお、「アップル 銀座」のリニューアルオープンにあわせて、ダンスヴォーカルグループNumber_iとコラボレーションした“トゥデイ アット アップル”のスポットライトセッション「Number_iの空間体験の中に飛び込もう」を提供する。このセッションは、空間オーディオと空間ビデオを活用することで、楽曲「未確認領域」のミュージックビデオの世界観を体験することができ、10月11日からは日本全国の直営店でも展開される。