ファッション
連載 YOUTH

機械学習とAIで廃棄ゼロの型紙を実現 新しいファッション産業の扉を開く【ネクストリーダー2020】

有料会員限定記事

 「WWDジャパン」は、ファッション界の次世代を担う人に光を当てた企画「ネクストリーダー」を実施している。今回で3回目を迎えた同企画の対象者は、ファッションビジネスに関わるあらゆる分野の若きリーダーたち。情熱と才能を持ち、強い信念で前へ進むネクストリーダー10組を紹介する。

 廃棄ゼロのパターンメーキングの開発、本の監修、バイオアーティストや建築家とのトークセッションの企画・運営、金沢21世紀美術館でのSF作家とのコラボアート作品の展示、繊維系の地方創生プロジェクトへの参加――川崎和也の取り組みは多岐にわたり、さまざまな業界から引っ張りだこだ。現在、慶應義塾大学大学院に在籍しながら、人工知能(AI)を活用してファッション産業のリ・デザイン(高度な次元で完成されたデザインをさらに最適化すること)を目的にシンフラックスを立ち上げた。シンフラックスは現在、廃棄ゼロのパターンメーキングに取り組んでおり、繊維商社の豊島や東京のデザイナーズブランド「ハトラ」とのコラボレーションも行う。1月にスイス・バーゼルの美術館HeKで開催される展覧会「メイキング ファッション センス(MAKING FASHION SENSE)」にも出展が決まっている。川崎和也とは何者か。

WWD:そもそもスぺキュラティブデザインって何?

川崎和也(以下、川崎):問題提起を目的とするデザインのこと。デザインは一般的に問題解決するものとして捉えられるけれど、例えば環境問題のように解決するのが難しい問題に対して、より多くの人に問題を認識してもらったり、その問題を解決する動き自体を広めたりするために問いを投げかけるためのデザイン。だから、アートに近いといわれることもある。デザインに求められる使いやすさや美しさとは別に、刺激を与えたり議論を活発にしたりすることを目的にしている。

この続きを読むには…
残り3225⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026-27年秋冬メンズコレ特集Vol.1   時代を超えて愛される服の価値とは

2月2月号の「WWDJAPAN」では、1月の2026-27年秋冬メンズ・ファッション・ウイークを速報します。当号では“BUILT TO LAST 時代を超えて、愛される服 ”というタグラインを掲げ、単なる流行の消費ではなく、着る人の人生に寄り添い、時間の経過とともに価値を深めていく服のあり方について考えます。最大のトピックスは、37年にわたり「エルメス」のメンズを牽引してきたヴェロニク・ニシャニア…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。