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機械学習とファッションの融合 Synfluxと「ハトラ」の協同プロジェクトが国際ファッション展に出展

 スペキュラティブ・ファッションデザイナーの川崎和也が主宰するファッションデザイン/デザインリサーチコレクティブSynflux(シンフラックス)と長見佳祐デザイナーの「ハトラ(HATRA)」による協同プロジェクト「AUBIK(オービック)」が、スイス・バーゼルで開催される展覧会「Making FASHION Sense(メイキング ファッション センス)」に出展する。

 「AUBIK」は、アルゴリズムを応用した新しい服作りを模索したプロダクトやサービスを開発する2社協同プロジェクト。「ハトラ」がアパレル向け3DCADツールのCLO(クロ)でデザインしたパーカを、Synfluxが開発した直線構成で廃棄ゼロの型紙を生成するパターンメーキング技術と、200万枚の動物柄画像を学習したオリジナルプリントパターン生成技術の2つの機械学習アルゴリズムを応用して再構成した。

  パターンメーキング技術は、H&Mファンデーション(H&M Foundation)主催の「第4回グローバル・チェンジ・アワード(Global Change Award)」アーリーバード特別賞を受賞したSynfluxの「アルゴリズミック・クチュール(Algorithmic Couture)」にも用いられた技術。複数のデジタルツールを活用しながら産業の効率化とファッション表現の拡張を目指す。今回のプロジェクトでは、縫製会社のフクルとファッションコワーキングスペースのcoromozaがプロダクト制作をサポートした。

 「Making FASHION Sense」は1月16日〜3月8日、スイス・バーゼルの美術館HeK(Haus der elektronischen Kunste Basel)で開催されるテクノロジーを応用した新しいファッションの可能性を探る展覧会。「AUBIK」のほかに、イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris van Herpen)「イリス ヴァン ヘルペン」デザイナーや、フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)「チャラヤン(CHALAYAN)」デザイナー、中里唯馬「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」デザイナーの作品が展示される。

■Making FASHION Sense
日程:1月16日〜3月8日
時間:12:00〜18:00
定休日:月・火曜日
場所:HeK(Haus der elektronischen Kunste Basel)
住所:Freilager-Platz 9, Basel 4142, Switzerland
入場料:一般 9スイスフラン(約990円) / 学生・高齢者など 6スイスフラン(約660円)

秋吉成紀(あきよしなるき):1994年生まれ。2018年1月から「WWDジャパン」でアルバイト中。