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三越日本橋本店が紳士フロアを30年ぶり刷新 オーダースーツサロン強化、靴売り場は1.5倍に

 三越日本橋本店は20日、リニューアルオープンした本館2階紳士フロアを報道陣向けに公開した。同フロアの全面改装は30年ぶり。中央のオーダーメードスーツ売り場「パーソナルオーダーサロン」を核に、紳士靴や季節雑貨などの各ゾーンにソファーやカウンターを設置。ホテルのラウンジのように上質で、おもてなしにこだわった空間に生まれ変わった。売り場の年間売り上げは前年比20%増を見込む。

 内覧会の冒頭で、上野拳三越伊勢丹紳士MD統括部日本橋営業部長は、「リニューアルのキーワードは『パーソナル』。よい物を長く愛用していただくためのサービスも散りばめた。リアル店にしかできない価値を磨き上げる」と語った。

 オーダースーツの「パーソナルオーダーサロン」は、エントリーから楽しめる「メイド・トゥ・メジャー」と、より本格志向の客向けの「ビスポーク」でゾーンを明確に分けた。前者では10万円前後からオーダースーツを提供し、若い客の利用も想定してカウンターバー越しにカジュアルなカウンセリングを受けられるようにした。一方、後者は「ルビナッチ(RUBINACCI)」「ヘンリープール(HENRY POOLE)」といった世界トップブランドの本国製スーツを提供する世界初のサロン。奥まった場所にある重厚な空間で、ゆったりと接客する。「これまでわざわざ本国に出向いてスーツを作られていたような、エグゼグティブのお客さまにも利用していただきたい」。既製服や雑貨などを含む身の回り品をそろえる「アルチザン」のゾーンでも、「アンダーソン&シェパード ハバダッシャリ(ANDERSON & SHEPPARD HABERDASHERY)」など一流ブランドをラインアップする。

 紳士靴売り場(6月にリニューアル完了済み)は、面積を1.5倍に拡張。「ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)」「ジョンロブ(JOHN LOBB)」「サントーニ(SANTONI)」といったラグジュアリーブランドのコーナーを新設した。ゾーンの中央のソファーに腰掛け、ゆっくりとフィッティングを楽しめる。また、メンテナンスも充実させた。靴磨き職人が常駐する「シューシャインバー」を新設したほか、ソールの交換・修理も受け付ける。

 そのほかシャツ・ネクタイ・シーズン雑貨のゾーンでも「シャルベ(CHARVET)」のシャツ・ネクタイのパターンオーダーサービスを提供する。英王室御用達の「タイ ユア タイ(TIE YOUR TIE)」も6階から移設。「クルチアーニ(CRUCIANI)」「フィナモレ(FINAMORE)」など、カジュアルで使えるアイテムも拡充した。

 三越日本橋本店は2018年秋に化粧品売り場などを改装し、今春から時計、紳士、婦人などの第2期の改装に着手。20年春の全面的な改装開業を目指している。