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「ステラ マッカートニー」とLVMHが提携 ステラはアルノー会長のサステナアドバイザーも

 ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)社とLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は7月15日、提携したことを発表した。詳細は9月に発表されるが、提携後もステラ・マッカートニー自身が同ブランドの株式過半数を保有し、引き続きクリエイティブ・ディレクターとアンバサダーを務める。ステラはまた、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)や取締役会メンバーへのサステイナビリティーに関する特別アドバイザーの役割も担うという。

 「ステラ マッカートニー」は「グッチ(GUCCI)」などを擁するケリング(KERING)の傘下だったが、2018年3月にケリングが保有する50%の株式を買い戻す形で友好的に独立している。ケリングとLVMHが熾烈なライバル関係にあることから、同ブランドがLVMHと提携すると予想した関係者は少なかったようだ。

 アルノー会長兼CEOは、「今回の提携をとても喜ばしく思っている。『ステラ マッカートニー』が長期的にいっそう成長していくことは間違いない。ステラは自身のブランドを設立した当初からサステイナビリティーや倫理的な問題に熱心に取り組んでいる先駆者で、それを前提にブランドを構築した。それは25年以上も前にフランスの大企業として初めてサステイナビリティー関連部門を設立し、その実現に尽力してきたLVMHグループの理念と一致している。ステラは、当グループがそうした重要な問題についてさらに高い意識を持って推進する手助けをしてくれるだろう」と語った。

 ステラは、「(ケリングからの)独立後、投資家などさまざまな相手から提携したいという申し入れがあった。いずれも興味深い提案だったが、ベルナールとその息子のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)との会話ほど心を動かされるオファーはなかった。彼らが『ステラ マッカートニー』に対して示してくれた情熱と深い関心、そしてラグジュアリー業界のグローバルリーダーとしてサステイナビリティーに熱心に取り組んでいる姿勢は素晴らしく、深い感銘を受けた。今回の提携は、事業のオーナーとして株式の過半数を保有しつつ、LVMHファミリーの一員として『ステラ マッカートニー』の可能性を最大限に引き出していけるまたとない機会だと思った。素晴らしい未来を共に築いていくことを楽しみにしている」と述べた。なお、アントワン・アルノーはLVMHヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージを務めている。