ビジネス

「ステラ マッカートニー」がケリングから独立へ

 ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は、ラグジュアリー・コングロマリットのケリング(KERING)と50%ずつ保有している自身のブランド「ステラ マッカートニー」株を、ケリングから買い取って、独立することを決めた。先月ステラは、3月31日を期限とした株式の買い戻しオプションを実行することを伝えていた。

 米「WWD」の独占インタビューに応じたステラは、独立することはけっしてビジネスの低下につながらず、ケリング財団のボードメンバーとして残り、共にファッションのサステイナビリティーの推進を続けていくなど、今後もケリングとの協業を続けていく意向だという。

 2001年に会社を設立したステラに独立する理由について尋ねると、「それに答えることは難しい」と前置きした上で、「ケリングとピノーファミリーとは何よりも深い絆でつながってきたし、一緒にビジネスを成功させてきた。われわれとの間に何の溝もない」と語った。

 ケリングは28日の夕方、フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)の名前で声明を発表し、その中で「我々はクリエイティブマインドともに、ラグジュアリー・ビジネスを強化してきた。01年以降は『ステラ マッカートニー』と一緒にそれを達成してきた」と語った。

 ステラは買い戻し金額については言及しなかったが、父であるポール・マッカートニー(Paul McCartney)がこの取り引きに関与していないことを明言した。また、IPOや新しいビジネスパートナーについて否定しているものの、ある関係者は投資家たちが接触していることを認めている。

 同社の公開資料によると、「ステラ マッカートニー」の2017年12月期(卸と直営店を除く英国およびライセンス事業)の売上高は前期比31%増の4170万ポンド(約61億7100万円)、利益は同42.5%増の700万ポンド(約10億3600万円)。卸先は100カ国以上にわたり、直営店は51カ国に展開している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

業界に贈るZ世代の声 ファッション系サークル所属の 大学生がサステナブルを語る

「WWDJAPAN」9月20日号は、ファッション系のサークルに所属する大学生とタッグを組んで、Z世代のファッションやサステナビリティに関する意識に迫りました。青山学院大学、慶應義塾大学、上智大学、早稲田大学から生まれた団体の活動内容や業界への思い、お気に入りのアイテムなどを紹介します。ファッションが好きだからこそ洋服の大量廃棄問題や環境への負荷について、学生目線で「できることはないか」と考える学生…

詳細/購入はこちら