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“マイケル・ジョーダン以来の逸材”のバッシュが試合中に崩壊 生産するナイキに批判が殺到、株価も下落


 18歳の現役大学生ながら“マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)以来の逸材”として注目を浴びているバスケットボール選手、ザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)を悲劇が襲った。

 2月20日(現地時間)、ザイオンは所属するデューク大学とノースカロライナ大学の伝統の一戦に第1クオーターから出場。すると試合開始わずか36秒、ザイオンがコート下に切り込もうと左足に体重をかけた際に突如としてナイキ(NIKE)のバッシュが崩壊し、体勢を大きく崩して倒れこんだ。このプレーでザイオンは右膝を痛め、そのまま負傷交代。試合も88-72で敗れた。

 この試合は伝統の一戦であることに加え、ザイオンの他にも米バスケットボール界の将来を担うであろう選手が多数出場するということで、チケットは数十万円で転売され、バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領も観戦に訪れるなど全米が注目していた。

 それだけに試合後、水を差す形になったバッシュを販売するナイキ(NIKE)には批判が殺到。「ザイオン選手の速やかな回復を願っている。当社は品質と性能を最も重視しているだけに、今回は例外的な事象であり、原因究明に努める」とコメントを発表したものの、試合から一夜明けた21日のニューヨーク株式市場では終値が前日比1.1%減と、時価総額では11億ドル(約1200億円)も下落した。

 また、バッシュがNBA選手ポール・ジョージ(Paul George)のシグネチャーモデル“PG 2.5”だったことから、SNSでは「おい、ポール・ジョージ。もっとマシなシューズをつくれよ」など、批判の矛先がポールにまで向けられた。

 ポール自身もこの件について、「何が問題で、何が起きたかをナイキと話した。俺は“PG 2.5”に誇りを持っていて、大学だけじゃなくてNBAでも多くの人が履いてくれている。だからこそ、なんでこんなことになったのかわからないんだ。これまでこんなことはなかったからね」とコメント。続けて「今はみんながバッシュにばかり注目しているが、大事なのはザイオンと彼のけがだ。とにかく俺はザイオンが心配だよ」と未来の後輩に対して気にかける様子を見せた。

 今回の“バッシュ崩壊事件”は、一部でザイオンの201cm・129kgという規格外の体形が引き起こしたと言われているが、ザイオンと同じような体格のNBA選手も“PG 2.5”を履いているだけに、原因究明が急がれる。