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「通勤にイタリアのハンドメード靴」が始まっている

 “革靴顔したスニーカー”が売れている。ビジネススタイルのカジュアル化が定着し、文部科学省の外局であるスポーツ庁も“スニーカー通勤”を推奨している。イタリアのハンドメードスニーカーブランド「パントフォラ・ドーロ(PANTOFOLA D'ORO)」は、2016年に日本国内で5000足を販売。主力アイテムは3万円代と決して安くないが、1万足売れれば大ヒットといわれる同ジャンルの中で、2017年はさらに記録を塗り替えそうな勢いだ。

 「パントフォラ・ドーロ」の創業は1886年。ブランド名はイタリア語で「黄金のスリッパ」を意味する。その名の通りの履き心地のよさと本物志向の素材選び、飾りコバなどに代表されるイタリアブランドらしいディテールにこだわったデザインが支持を得ている。

 クラブハウス、テンデンザ、クラシコの主に三つのカテゴリーからなり、展開数は3:6:1の割合。“革靴顔したスニーカー”はクラブハウスのカテゴリーに属し、全てのアイテムに靴の背骨となる芯材シャンクが入っている。ちなみに、テンデンザは130年の歴史の中で培った技術とトレンドをミックスしたもの(テンデンザはイタリア語で「トレンド」の意味)、クラシコはテニスシューズやバスケットボースシューズなどにインスパイアされたスポーティーなアイテムをラインアップする。

 日本の正規代理店を務めるカメイ・プロアクトの太田雄介ブランドマネジャーは、「クラブハウスの受けがいい。もともとドレスシューズの工場も持っていたブランドだけに、作りのよさ、そこからにじみ出る品のよさが長所だ。現状3の展開割合を、今後は4~5に増やしていきたい」とコメント。5mmだった低反発素材のカップインソールを10mmに変更するなど、日本向けの策も好評を得ており「重厚な見た目に反して快適性が高く、疲れにくい」という。「卸先は現在、都市部の百貨店やこだわり派のオーナーが営む地方の店が中心だが、今後はセレクトショップにも積極的にアプローチしていきたい」と続けた。

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