ファッション

スニーカーブームの火付け役「アトモス」が“裏”原宿から“表”参道へ出る理由

 テクストトレーディングカンパニーの「アトモス(ATMOS)」は9月16日、6月30日にオープンしたばかりの「アトモス ブルー」を表参道沿いに移転した。場所は元「フォリフォリ(FOLLI FOLLIE)」旗艦店跡地で、「ゴローズ」の隣という好立地。約20年間、裏原宿を中心にスニーカーショップを営んできたスニーカーのカリスマが、満を持して表通りに出店した。

 本明秀文テクストトレーディング社長は、「われわれの良さはあくまでスニーカーのマニアックな部分だが、裏原宿に店を構えて一番難しいと感じていたのは、女性客が“裏”手にはスニーカーを買いに来ないということだった。その女性客を取り込むには、“裏”手ではなく“表”通りに出る必要があった」と背景を説明する。さらに「表参道を歩いている人の2~3割はインバウンドだろう。今秋出店を予定するアトモス韓国店を皮切りに、ゆくゆくはアジア全域に出店を進めたいと思っており、訪日外国人の目印になるようなフラッグシップショップとしての役割の必要性も感じていた」と、アジア本格展開も視野に入れる。

 1階(約90平方メートル)を店舗とし、2階をストックに使用する。壁にスニーカーを陳列する“スニーカーウォール”はこれまでの店舗規模で約350種類並べているが、表参道店はスケールメリットを生かして、倍以上の750種類を超えるスニーカーを置く。裏原宿エリアでは、これまで「アトモス原宿」と「トーキョー23」で、別店舗で展開していた「ナイキ」と“ジョーダン”ブランドを同時に並べ、「アディダス(ADIDAS)」「プーマ(PUMA)」「リーボック(REEBOK)」「アシックス タイガー(ASICS TIGER)」「アシックス(ASICS)」のパフォーマンスラインを扱う。「『アシックスタイガー』はバリエーションが少なく、お客さまが飽きてしまう。だからブランドの強みのランニングシューズを置く」。また店舗中央に大型ラックを配し、オリジナルブランドも含む、アパレルも並べる。ポップアップイベントなど、実験も兼ねてさまざまな取り組みを試しながら検証していく予定だ。

 新店の売り上げ目標は、月商4000万~5000万円で、年間5億円を掲げる。会社全体の2017年度の売上高を上方修正し、大台の100億円突破を見込む。

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