ビジネス

アレキサンダー・ワンが自らの会社のトップを譲る

 アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)は、自らの会社の最高経営責任者(CEO)の職をリサ・ガーシュ(Lisa Gersh)に託した。自らは会長兼クリエイティブ・ディレクターとして、引き続きブランドの中核を担う。また、新設するチーフ・ストラテジー・オフィサー(最高戦略責任者、以下、CSO)にステファニー・ホルトンを任命したことも明らかにした。

 ガーシュ新CEOは、女優のグウィネス・パルトロウ(Gwyneth Paltrow)によるライフスタイルブランド「グープ(GOOP)」のCEOを務め商品や広告戦略の陣頭指揮を執ったほか、雑貨からメディアまでを手掛ける巨大企業マーサ・スチュワート・リビング・オムニメディア(MARTHA STEWART LIVING OMNIMEDIA)でもCEOを務めた。NBCやオキシジェン・メディア(OXYGEN MEDIA)など、アメリカの放送業界での経験も豊富だ。

 またホルトンCSOは、ブランドの戦略、特に世界戦略と新商品開発を統括する。ファーフェッチ(FARFETCH)のチーフ・マーケティング・オフィサー(最高マーケティング責任者)を務め、ECの中国や中東、ロシア進出を担当したほか、米「ヴォーグ(VOGUE)」や「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」など、メディア業界におけるベテランだ。

 ワンは、「急速に変化する小売り環境の中で、生産性を上げ、多様性を模索することに焦点を当てたい。自らがトップに立った期間で、ブランドの強みやチャンスを深く考えた」と話す。

 アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)は2005年に設立。現在世界に25強の店舗を有し、eコマースは50以上の国と地域に対応している。卸先は700を超える。

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