フォーカス

ユニクロの柳井社長が語るアレキサンダー・ワンとのコラボや後継者 

 2017年度の売上高が初めて2兆円を突破し、3兆円の売り上げを目指すファーストリテイリングの柳井正・会長兼社長が、人気デザイナーのアレキサンダー・ワン(Alexander Wang)とのコラボレーションや、後継者の育成計画、アジアのアパレル企業人としての知見、テクノロジーの台頭とそれが人間の生活に及ぼす影響などについて米「WWD」に語った。

 柳井社長の使命は、シンプルで価値あるものをさらに進化させ、より良い世界を作っていくことだという。今月発表された「アレキサンダー ワン」と「ユニクロ(UNIQLO)」のコラボコレクション“UNIQLO and ALEXANDER WANG”では、同社の高機能性インナー“ヒートテック”が、ワンの手によってストリート感覚のある、クリーンかつ精巧なデザインになった。柳井社長はヒートテックを「われわれの最高傑作」と評している。ワンとのコラボレーションにも満足しており、温かさと快適さを誇る素材についても笑みを浮かべた。

 両ブランドのコラボレーションは08年春コレクション以来10年ぶりとなる。柳井社長は当時のことを回想し、「新進デザイナーだったワンのコレクションは飛ぶように売れた」と話した。その後「知名度が上がり、多忙な」デザイナーになってしまったため、コラボするチャンスがなかったという。

 「ワンとコラボレーションすることになった理由?」柳井社長はサンフランシスコ生まれで台湾人の両親を持つワンとのコラボレーションについて回想し、「まあ、巡り合わせだろう。でも、出会うべくして出会ったのだとも思う。彼とのコラボレーションはビジネスを加速させる大きな原動力になるかもしれないし、ワンがデザイナーとしてさらに飛躍する機会になるかもしれない。もしくは、時代を象徴するコラボレーションになる可能性もあるだろう。ワンも『ユニクロ』もアジア人の視点から欧米文化の良さを客観的に捉えて表現しているのは共通しているね」。