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ユナイテッドアローズ原宿本店がカテゴライズフリーな空間に

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS以下、UA)は9月7日、25周年を迎えるユナイテッドアローズ原宿本店をリニューアルオープンした。斜め向かいに構えていたウィメンズ館をメンズ館に統合し、開店時と同じ1つの館に再編。新コンセプト“ユナイテッドアローズワン”を掲げて生まれ変わった。新・原宿本店のディレクターに就任したのは、ポギーとして知られる小木基史UAバイヤー兼UA&サンズ・ディレクターだ。「“ワン”には、“ジェンダーフリー”“この世に1つしかないもの”“一人ひとりの個性”、そして『UAが1つになる』など、さまざまな意味が込められている」という。特に注目のジェンダーフリーについては、「“カテゴライズフリー”と言ってもよい。メンズとかウィメンズとかカテゴリーなどは関係なく、もっとシンプルに、面白いもの、カッコイイものを一緒に選び、提案していきたいと考えた。ウィメンズアイテムでもメンズがかっこよく着られるものがあり、また逆もあることで、楽しんでもらえる確率を高めていきたい」と語る。

 商品構成は、オープン時には、メンズ70%、ウィメンズ30%を予定する。まずは初代原宿本店がオープンした当時に制服としていた“白シャツ”と“ネイビーブレザー”をキーに、メンズでもウィメンズでも同じブランドでサイズバリエーションをそろえた提案などが特徴となる。フロアの中で最も新しくなるのは、2階のウィメンズフロアだ。「UAが創業時から持つメンズライクな要素を軸に、フェミニンやエレガントな要素などをトッピングで差し込んでいく」と浅子智美UA本部ウィメンズ商品部バイヤー。

 メンズは地下1階、1階、3階で展開する。1階のメンズカジュアルフロアでは、ウエアに加え、ポップな絵が目を引く九谷焼の上出長右衛門窯などもそろえる。3階はメンズドレスフロアでは、オーセンティックなスーツを、著名絵画を日本のアニメと融合させたアートピースなども飾る。鴨志田康人クリエイティブ・ディレクターがキュレーションするコーナーを新設。服の楽しさを知る人に向けた、大人のドレスアップカジュアルを提案する。地下1階は、ユナイテッドアローズ&サンズをブラッシュアップ。壁面を白くし、クリーンなイメージを強めた。本棚には、小木ディレクター、鴨志田クリエイティブ・ディレクター、クリエイティブ・アドバイザーを務める栗野宏文・上級顧問の私物も飾っている。

 さらに、コト提案も充実する。1階の店外通路には、“束矢商店”を開設。地方都市の古着屋の出店や東京で話題の食や生活雑貨、楽しめるワークショップなど、さまざまな取り組みを予定する。UAの原点である原宿は、「食事を削ってでも服を買う人、ファッションが好きな人が集まってくる。そんなスタイルを求める人たちに来てもらいたい。ファッションの楽しさを伝えていきたい」(小木ディレクター)。