ビジネス

TSIが26年2月期予想を上方修正 デイトナ子会社化で大幅増収

TSIホールディングスは、9月2日に完全子会社化したデイトナ・インターナショナルの影響を踏まえて2026年2月期の連結業績予想を上方修正した。修正後の売上高は1690億円(修正前は1530億円)。利益は従来予想を据え置き、営業利益57億円、純利益47億円とする。既存事業の不振がデイトナによる増収効果の利益を打ち消す。

同社が14日に発表した25年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比12.0%減の661億円、営業損益が6億4000万円の黒字(前年同期は2億2100万円の赤字)、純損益が13億円の黒字(同7億9100万円の赤字)だった。ここにはデイトナの完全子会社化は反映されない。

前期に婦人服「ジル スチュアート」の販売終了、セレクトショップ「ローズバッド」の譲渡など複数の事業を整理したことによる減収に加え、主力ブランドの販売が苦戦したことが響いた。2月に発足した新統合ECモール「ミックスドットトーキョー(MIX.TOKYO)」も、旧サイトからの会員移行が想定を下回った。一方で仕入れの抑制や在庫の圧縮で粗利益率は1.8ポイント改善し、販管費のコントロールも黒字化に貢献した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2026年春夏トレンドブックはトレンドからマーケットの流れまでを網羅 今シーズンは読み物充実

11月10日発売の「WWDJAPAN」は、半年に一回のスペシャルなトレンドブックです。今回は2026年春夏シーズンのパリやミラノ、ロンドン、ニューヨークのブランドを網羅。「シャネル(CHANEL)」や「ディオール(DIOR)」「グッチ(GUCCI)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」など、デザイナー交代に溢れ、トレンドとマーケットが大きく変わり始めたシーズンの傾向を網羅する一冊…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。