エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)の2025年1~6月期(上半期)決算は、売上高が前年同期比7.1%増の80億3400万ユーロ(約1兆3818億円)、営業利益は同5.7%増の33億2700万ユーロ(約5722億円)、純利益は同5.1%減の22億4600万ユーロ(約3863億円)だった。なお、減益は仏政府が一定以上の規模の企業に対して追加法人税を課したためで、その影響を除くと、純利益は同6.0%増の25億ユーロ(約4300億円)だった。
アクセル・デュマ最高経営責任者(CEO)は、「25年上半期においても、全ての地域で堅調な結果を残すことができたのは、当社のビジネスモデルの強さを示している。『エルメス』を信頼し愛用してくれる全ての顧客、そして貢献してくれる全ての従業員に心から感謝する。持続的な成長のため、今後も投資を続け、必要な人材を雇用していく」と語った。
円高傾向の日本でも17%増収と好調の理由
地域別での売上高は、フランスが同8.8%増の7億4000万ユーロ(約1272億円)、地元客が堅調だったフランス以外の欧州は同12.2%増の10億8800万ユーロ(約1871億円)だった。南北アメリカは米国が2ケタ成長だったことが寄与し、同9.5%増の14億5500万ユーロ(約2502億円)。回復が遅れている中国市場を擁する日本以外のアジア太平洋地域は、同1.5%増の35億7400万ユーロ(約6147億円)だった。日本は引き続き地元客が好調で、同17.6%増の8億1500万ユーロ(約1401億円)だった。
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