フェミニンな「ウィム ガゼット(WHIM GAZETTE)」のまとう空気が変わった。今季はデザインをそぎ落として内なる強さを引き出そうと試みる。そう考えるに至った経緯は何か。若林美緒デザイナーに話を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年6月23日号からの抜粋です)
個性は“引き出す”もの
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「今季はマニッシュな気分」と話す若林デザイナー。ロング丈のトレンチコートに同系色のパンツ、ネクタイを合わせたルック(画像1枚目)に目を向ける。「アイテム一つ一つは奇抜でない。だからこそ、スタイリングにこだわりたい」。この思いをタグライン「語らない、だから残る」に乗せ、個性を“身に付ける”のではなく“引き出す”ことで、印象に残る着こなしを目指す。SNS時代において、「ブランドはどこまで説明するべきか」と悩む中、あえて多くを語らない選択肢を取った。
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