ゲオホールディングス傘下の総合リユースショップ「セカンドストリート(2nd STREET)」は、4月25日の「セカンドストリート上尾中妻店」オープンにより、国内外の店舗数が1000店舗を突破する。1996年に1号店を開業して以来、国内に加えアメリカ、台湾、マレーシア、タイなど4カ国に進出し、店舗数を拡大してきた。4月29日にはシンガポール、5月9日には香港に初進出を予定しており、海外での事業展開を加速している。
「セカンドストリート」は、2016年に500店舗、18年に600店舗、22年に800店舗の出店を達成。海外では25年3月末時点で、アメリカに47店舗、台湾に39店舗、マレーシアでは23店舗、タイは4店舗出店しており、各国のニーズに合わせた店舗展開を進めている。
初進出となるシンガポール
シンガポールは、政府主導でサステナビリティ政策が進み、若年層を中心に環境意識が高まる一方で、リユース品を扱う店舗が少ない。こうした現地のニーズを背景に、「セカンドストリート」は同国初のリユースチェーンとして出店。若者に人気が高いサマセットエリアの商業施設に店舗を構える。
香港店は、九龍・旺角エリアに位置する大型商業施設、MOKO内に出店。若者に人気が高いエリアであることから、カジュアルブランドやデザイナーズブランドをはじめ、トレンド感のある商品を中心に取り扱う。
「セカンドストリート」は今後、国内における未出店エリアを中心に出店を進め、2029年3月期までに国内1000店舗の達成を目指す。また新たな国への出店も積極的に検討し、手頃な価格で良質な品物を入手できるリユースの利点をグローバルで広めていく方針だ。