ファッション
連載 エディターズレター:IN FASHION

奥渋や神南にはまだファッション&カルチャーが生まれる「隙」がある

有料会員限定記事
※この記事は2023年11月21日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

週末に渋谷の“奥渋”や神南エリアを歩き、改めてこのエリアの可能性を感じました。渋谷は大型の商業施設の開発が盛んですが、この日は路地だけをプラプラ。訪日外国人が多いのは想定内ですが、おしゃれをして街歩きを楽しんでいる人たちが多くて賑わっていました。 “ザ・モード”な若者も多く、彼らが日本人か観光客かはわかりませんがファッション関係者としては頼もしい。

奥渋を訪れたきっかけは、富ヶ谷から少し入ったgrapevine by k3で開かれた展示会。スタイリストの管沼詩乃さんとデザイナーの圷(アクツ)イサクさんが昨年立ち上げた「オイスター」はサステナブルに配慮したユニセックスアパレルです。2人ともこの世界のベテラン。そういうキャリアの人たちが、何かを変えようとして手探りでポリシーを込めた活動を小さく始動していることが心強い。駅から離れた場所の軒先で、歩道にはみ出すほど彼らの友人が集まる様を見て、ファッションの世界の始まりっていつもこういう「好き」をベースにした手探りのムードだよね、と思いました。

帰路は宇田川遊歩道を渋谷へ向かい、神南の北谷公園で開かれていたマルシェ&トークのイベントへ。ここも手作りのプレゼンテーションで活気に満ちており、周辺のカフェも賑わい、階段に座りくつろぐ人も多数と、その光景はストリート感満載でした。

この続きを読むには…
残り729⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。