ファッション

「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ」2017年春夏パリ・メンズ・コレクション

REPORT

ヘルシーなキャンプルックに俗物的な紙幣柄

ダークでゴスな「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(GIVENCHY BY RICCARDO TISCI)」(以下、「ジバンシィ」)に、自然と共生する開放感が加わった。2017年春夏メンズは、開放感たっぷりの屋外でスタート。序盤から連打したのは、ゴツいファスナーで身頃からの着脱を可能にしたマチ付きビッグポケットのジャケット、ハーネスのようなストラップにポーチを取り付けたボディバッグ、それに、巨大なスタンドカラーでプロテクション機能を備えたマウンテンブルゾンなど。そこには時に青空のプリントがのせられ、ゴツい体躯の男たちは、いつになくヘルシーに見える。

ただ、「ジバンシィ」らしいゴシックストリートなムードは忘れない。青空プリントと組み合わされたのは、紙幣のクローズアッププリント。俗物的なマインドから解放されるハズのアウトドアスタイルに、俗物的なものの極みであるはずの紙幣柄、そして、成り上がりマインドにあふれるマネーのイメージをのせて、ヘルシーなキャンプルックにダークサイドをプラスする。そして、クチュールライクなテクニックも忘れなかった。セロファンのようなTシャツに重ねたのは、総スパンコールのトップス。ストリートにクチュールの感覚が光る。ラストは今回も、16-17年秋冬のオートクチュールで幕を閉じた。

 

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